経営コンサルタントへの道

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月18日 元気な会社 料亭=コミュニケーション成就業

2024-04-19 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月18日 元気な会社 料亭=コミュニケーション成就業  

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

  私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。

  竹根の部下が紹介してくれた企業は、東京にあるため訪問してインタビューと社内見学をさせていただきました。

◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 飲食業ではなくコミュニケーション成就業 2921-4418

 2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を目指して建設された新国立競技場。世界的な建築家である隈研吾氏がデザインを手がけ、日本の伝統建築の特徴である軒庇(のきびさし)には、47都道府県から集めた国産木材をふんだんに使用している。その隈氏が二度にわたって設計を手がけた飲食施設が福井市内にある。1890年(明治23年)に創業し、130年以上にわたって福井の食をけん引してきた老舗料亭Kである。

 Kの料亭本館は2007年に国指定登録有形文化財となり、2010年にはAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首席代表歓迎晩餐会場にもなった由緒ある建物。一方、隈氏が最初に手がけた新館「Ksou-an」は、料亭の本格懐石をよりカジュアルに楽しむことができる割烹店がコンセプト。2008年にオープンした新館は、瓦屋根のある重厚な本館に対し、軽やかで透明なガラスボックスの建物を配置し、周りを木の格子パターンで覆った。

 2016年には、斜め向かいに調理・販売施設「K kuri-ya」を開業。さまざまな総菜や弁当、鯛・海老・蟹の生ふりかけといったギフト商品を販売している。建物外観は数多くの「木箱」を積み上げたようなユニークで斬新な構造となっており、店内部も商品のディスプレー向けとして木箱をふんだんに使用している。

 「隈研吾氏にデザインを依頼したのは、我々の考えに共鳴してくれたからだ」。こう振り返るのは、Kの代表社員で5代目当主にあたるKさん。Kのリニューアルに当たって、複数の専門業者に打診した。本館改修を含めて自社だけの繁栄を目指したプランが多勢を占める中、唯一、地域活性化を旗印に「本館を現状のまま保存し、新館を増築する」というアイデアを提示した隈氏に依頼することになったという。

 「福井の食の付加価値を高めるためには、地域の飲食店との連携が不可欠。他の飲食店と比較して選んでもらうということではなく、地元のランドマークとなって、福井に足を運んでいただける方を増やすことが重要だと考えた」と強調する。

 Kさんがこう考えたのは、自社の業態について「飲食業」ではなく「コミュニケーション成就業」ととらえているからだ。Kの由来は李白の詩から来ており、人が集まって酌をすると会話が進み、周りの山々で花が開いたように華やかな雰囲気になるという意味だ。料理が美味しいのは当たり前で、接遇が良いことも当たり前。先代から事業を引き継いだ際、自社の経営理念をどうするか考え抜いた結果、「お客様のコミュニケーションを成就させるために、できることすべてに取り組んでいく」を掲げた。

 「飲食業という枠組みにとらわれてしまうと、これからの時代に顧客から選ばれず、生き永らえないと考えた」とKさん。この理念が定まったことで、今後Kがどうあるべきか、道筋が明確になったという。2024年に北陸新幹線の福井延伸という好機が訪れ、今後も地域の飲食店と協働して福井の食の付加価値を高めていくという自らのライフワークに邁進する覚悟だ。

【 コメント 】

  130年以上の暖簾を続ける料亭が、飲食業ではなく「コミュニケーション成就業」というコンセプトで改装すること自体、敬意を払いたいですね。それだけではなく、大企業ならともかく、有名な隈研吾氏に依頼するという発想の下で行える素晴らしさに頭を垂れざるを得ません。

 一方、大物ぶって、「地方の料亭の設計など、俺の仕事ではない」というような態度をお首にも出さない隈研吾氏は、さすが世界の建築家に相応しい方ですね。

   出典: e-中小企業ネットマガジン

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
     https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
 

  ■【今日は何の日】 4月19日 ■ ボストンマラソンで日本人優勝 ■ 地図の日(最初の一歩の日) 【今日の写真】 春の京都 仁和寺  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

◆ 歯は健康の源であることを実感しています 418

 4月18日は「よい歯の日」です。
 歳を重ねるにつれ、歯にガタが来て、一年半ほど前から歯科医に通っています。
 日本の歯科の技術は、かつては何十年も遅れていると言われるほど、ひどかったのです。
 かつて私も、せっかくの良い歯を逆に悪くされてしまったことがあり、歯科医不信でした。
 今通っている先生は、幸いなことに腕も、人柄もよい人です。
 入れて戴いた入れ歯がぴったりと合い、3か月毎に歯石を取ったりしていただいていますが、日々、おいしい食事をすることができています。

「先生」と言われる職業はいろいろあります。
 技術だけではなく、人柄も重要であることは、私のような経営コンサルタントという職業でも言えることです。
 最近、各地で講演を依頼されるときには【心 de 経営】ということをテーマの根底においてお話しすることにしています。
  経営の技術や知識も重要ですが、心の大切さをさらに知っていただきたいのです。

 

◆ コミュニケーションは密なほどよい ザイオンス効果

 心理学の世界に「ザイオンス効果」という現象があります。

 同じ人やモノに接する回数が増えれば増えるほど、その人やモノに対して好印象を持つようになる心理現象のことです。

 つまり、同じ人と1時間話すのであれば、1回で1時間話すよりも、10分ずつ6回会話したほうが親しくなるということです。

 メールを複数回交わすことで、この現象を活かすのです。

【Wikipedia】
 単純接触効果(たんじゅんせっしょくこうか、英: mere exposure effect)は、(閾下であっても)繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968) にまとめ、知られるようになった。
 ザイアンスの単純接触効果、ザイアンスの法則、ザイアンス効果などとも呼ばれる。対人関係については熟知性の原則と呼ばれる。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

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■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db  


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