経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

◆【経営コンサルタントの独り言】 私はカモメ 地球は青かった 412

2024-04-12 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言04月

  【経営コンサルタントの独り言】 私はカモメ 地球は青かった 412

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

 私はカモメ 地球は青かった 412

 1961年4月12日に、世界初の有人宇宙衛星船が打ち上げられました。

 ガガーリン少佐が初の宇宙飛行士ですが、亡くなってからもう50年近くになるのですね。

 彼の帰還時に、「地球は青かった」という感想は印象的でした。

 宇宙飛行士の多くが、期間後に地球の美しさをたたえてくれています。

  その地球は、温暖化や核の心配で泣いているのではないでしょうか。

(ドアノブ)

 

 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

   ユーチューブで見る

 

 

◆ ツイッターでのつぶやき 

konsarutanto

 

【経営コンサルタント(志望者)へのお勧めブログ】

 ◇ 経営コンサルタントになろう  ◇ 経営コンサルタントQ&A  ◇ 独立・起業/転職

 ◇ 心 de 経営  ◇ 経営マガジン  ◇ 経営コンサルタントの独り言  ◇ 経営四字熟語

 ◇ 杉浦日向子の江戸塾  ◇ ニュース・時代の読み方  ◇ 時代の読み方・総集編  ◇ 経営コンサルタントの本棚  ◇ 写真・旅行・趣味  ◇ お節介焼き情報  ◇ 知り得情報  ◇ 健康・環境  ◇ セミナー情報  ◇ カシャリ!一人旅

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月11日 元気な会社 コロナ禍の「女性不況」に負けない起業を応援 2914-4411

2024-04-12 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月11日 元気な会社 コロナ禍の「女性不況」に負けない起業を応援 2914-4411  

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

4月12日(金)

 IMFの世界経済見通しによりますと、世界全体の実質成長率を1月時点からわずかに上方修正する程度で、成長率を3.1%です。
 プラス要因としては、米国や新興国の経済が堅調であることです。懸念材料として、米大統領選をはじめとして各国の選挙があげられています。選挙が財政、金融政策に悪影響を与えるという説明です。
 素人考えですが、某国が経済支援と称して借款供与をし、その返済に困っている国の問題を放置しておくことは好ましくないと考えます。
 

 昨日の日本経営士協会における若手コンサルタント向け研修会の企画会議のフォローアップに半日を費やしました。

 講習会担当に理事さん達の参考になればと書き出したら、提案したいことがいろいろと出てきました。

 

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。

 

 竹根の部下が紹介してくれた企業は、東京にあるため訪問してインタビューと社内見学をさせていただきました。

 

◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 コロナ禍の「女性不況」に負けない起業を応援 2914-4411

 JR立川駅北口に近い複合施設GS(東京都立川市)に、あるとき、期間限定のポップアップストアがお目見えした。起業予定、あるいは起業間もない女性8人が衣類やアクセサリー、菓子など各自が手掛ける商品を実店舗でテスト販売したのだ。複合施設の敷地がかつては立川飛行場だったことから、出店スペースの「TAKEOFF-SITE」には飛行機が展示されており、出店者が今後、上昇気流に乗って大空に飛び立ってほしいとの思いも込められていた。

 そのうちのひとり、都内在住のMさんは、男性・女性を問わないジェンダーレスのリメイク衣料品やエコバッグなどを販売した。モデルの仕事も行っているMさんは、サイクルの短い女性用の服について廃棄される量が多いことに問題意識を抱き、男性でも着られる服にリメイクすることに取り組んだ。すでにオンラインで販売を始めていたが、ポップアップストアに出店してみると、40~50代の人が商品に関心を示すことがわかった。Mさんは「ジェンダーレスのファッションは主に若い世代に興味を持たれると思っていたので少し意外だった」と、初の実店舗販売の感触について語った。

 このポップアップストアは、東京都中小企業振興公社が運営する「TOKYO創業ステーションTAMA」が行ったものだ。「TOKYO創業ステーションTAMA」は、多摩地域の創業支援拠点として2020年7月にオープン。これまで、多数の利用者に対して創業支援を行っている。利用者の内訳をみると男女比はほぼ半々だというが、東京・丸の内にある「TOKYO創業ステーション」では男性の割合が多いことなどを考慮すると、女性の利用が目立つ格好だ。実際、ポップアップストアの出店者は全員女性。


 女性の起業は、「女性不況」と呼ばれる昨今のコロナ禍で活発になっているという。緊急事態宣言や行動制限などにより経済が低迷するなか、女性の割合が多い非正規雇用の労働者が解雇・契約解除されるケースが目立った。苦境に立たされた女性たちがスキルを活かすなどして起業するケースが増えているというのだ。「TOKYO創業ステーションTAMA」では、もちろん男女で支援に差を設けてはいないが、「女性不況」に負けずに起業を目指す女性を意識した支援にも心掛けていく考えだ。

   出典: e-中小企業ネットマガジン

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
     https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
 

  ■【今日は何の日】 4月12日 ■ 世界宇宙飛行の日 ■ 東京大学創立  一年365日、毎日が何かの日

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

◆ コミュニケーションは密なほどよい ザイオンス効果

 心理学の世界に「ザイオンス効果」という現象があります。

 同じ人やモノに接する回数が増えれば増えるほど、その人やモノに対して好印象を持つようになる心理現象のことです。

 つまり、同じ人と1時間話すのであれば、1回で1時間話すよりも、10分ずつ6回会話したほうが親しくなるということです。

 メールを複数回交わすことで、この現象を活かすのです。

【Wikipedia】
 単純接触効果(たんじゅんせっしょくこうか、英: mere exposure effect)は、(閾下であっても)繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968) にまとめ、知られるようになった。
 ザイアンスの単純接触効果、ザイアンスの法則、ザイアンス効果などとも呼ばれる。対人関係については熟知性の原則と呼ばれる。

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

>> もっと見る

■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db  


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■【今日は何の日】 4月12日 ■ 世界宇宙飛行の日 ■ 東京大学創立  一年365日、毎日が何かの日

2024-04-12 00:03:00 | 【今日は何の日04月】

  【今日は何の日】 4月12日 ■ 世界宇宙飛行の日 ■ 東京大学創立

 

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。

   詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

 今日の写真  4月12日
 ■ 【今日の写真】 春の京都 円山公園

 1886年(明治19)開設の市最古の公園。八坂神社の東、東山を背に約86,600m2あり、回遊式日本庭園を中心に、料亭や茶店が散在、四季を問わず風情がある。京都随一の桜の名所で、花見時の‘祇園の夜桜’は圧巻。野外音楽堂、あずまや、藤棚、便所、池泉、噴水。京都観光ナビより)
今日は何の日      4月12日
■ 世界宇宙飛行の日

 1961年4月12日に、世界初の有人宇宙衛星船である当時ソ連(現ロシア)のボストーク1号が打ち上げられましたた。搭乗したユーリー・ガガーリン少佐(Yuri Alekseyevich Gagarin、1934~1968)は、宇宙から地球を見た時の感想を「地球は青かった」と表現して、話題となりました。

 しかし、「地球は青かった」は、正しくは「地球は青いヴェールをまとった花嫁のようだった」と言ったのですが、英語に翻訳される時に、このようになってしまったようです。

 因みに、女性初の宇宙飛行士であるテレシコワの「私はカモメ」も有名です。彼女のコードネームが、このカモメに相当する言葉で、地上との交信の頭で、「こちら○○○○○」という意味でいった言葉を文学的に英訳されたというのが事実のようです。


■ 東京大学創立

 1877年(明治10年)4月12日、東京大学が日本最初の官立大学として設立されました。日本の最高学府として、一握りの人達のみしか入学を許されていません。一方で、国際的にみて世界ランキングは十指に入らないという情報はさみしいですね。

 読売新聞に韓国のエリート大学学生の自殺が相次いでいるというショッキングな記事が掲載されていました。ランキングが高まるにつれ、成績不良学生への圧力が高まっているそうです。その重圧に絶えられない学生が悲劇の道を歩んでしまうというのは、将来ある身ですので、気の毒というか、悲しくなってしまいますね。

 東日本大震災による日本の経済への影響から、日本の国際地位低下が懸念されます。その中で経産省が中心になって動いている、クールジャパン、日本の文化戦略について、これまで書いて来た論文を見直し、新たな戦略へと内容の転換を考えています。


■ その他
◇ 天竜寺施餓鬼会
◇ 大津日吉神社山王祭(~15日)

 

 Gooブログ

 アメブロ

 FC2ブログ


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業4 迷いの始まり 7 アテンドに大わらわ

2024-04-12 00:03:00 | 【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業

  【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業4 迷いの始まり 7 アテンドに大わらわ

 
■ 【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【これまであらすじ】
 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。
 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 商社の海外戦略に関わる人事案件なので、角菊貿易事業部長の推薦する三名を元に、準備は水面下で慎重に進められていました。その中に竹根の名前が含まれていることは、社員の誰もが思いもよりませんでした。
 討議を重ねた結果、福田社長は、海外戦略にも関わる高度な人事の問題なので、専務と社長に一任してほしいと言って三者会談を終えることにしました。しかし、後日、角菊事業部長は、最終的に、自分が推薦した佐藤君ではなく、竹根に決まったと聞かされます。
 一方で、角菊は、自分の意図とは異なる社長の結論に納得がいかないのですが、かといって、それをあからさまにすることはしませんでした。他方、竹根は角菊からの内示なしに、社内には竹根に白羽の矢が立っていることを知りました。
 竹根に何の説明もなく、ニューヨーク駐在の人事発表が発表されました。海外経験のない竹根は戸惑うばかりで、どの様な準備をしたらよいのか途方に暮れていました。そのような時に、直接の上司である池永が再びアドバイスをしてくれ、準備を始めました。しかし、あっという間に出発の日が来たのです。
 空港で家族や長池の見送りを受け、初めての飛行機に搭乗。シートに座っても落ち着きません。次々と出てくる機内食にも戸惑います。初めてのカルチャーショックを味わう竹根です。
 雲と海だけの長いフライトの末、ようやく地上が見えてきました。サンフランシスコの上空から滑走路に向かうのです。着陸の不安、着地後の安堵、アメリカという新天地への期待などが入り混じっていました。着陸したときの安堵感は束の間、自信があった英語のリスニング力も吹き飛ぶほどで、空港内のアナウンスが聞き取れないのです。
 ようやくニューヨークに着き、竹根にとって初めてのアメリカ生活が始まりました。まずは、アパートさがしとニューヨーク事務所さがしです。幸い、日本人の不動産屋さんに出遭うことができ、順調に決めることができました。しかし、家具や内装などでは、カネ次第で、アメリカ時間で動くことに竹根は打ちのめされそうになりました。
 アメリカ生活、最大のショックが訪れました。戦後25年も続いてきた1ドル360円が崩壊したのです。そのような経済環境にもかかわらず、一方で竹根の胸にはひとりの女性が悩まし続けています。しかし、会社は次々と新たなミッションを命じてきます。
 新しいミッションが届きました。新しいミッションは、CAIというコンピュータを利用した教育システムの見学ツアーの事前準備です。竹根にとっては慣れないことで、いろいろな人とコンタクトをとらなければなりません。それが後に竹野の人脈として生きることになりますが、つらさが先に立つ経験の浅い、若い竹根です。


【過去のタイトル】
 1.人選 1ドル360円時代 鶏口牛後 竹根の人事推理 下馬評の外れと竹根の推理 事業部長の推薦と社長の思惑 人事推薦本命を確実にする資料作り 有益資料へのお褒めのお言葉 福田社長の突っ込み 竹根が俎上に上がる 部下を持ち上げることも忘れない 福田社長の腹は決まっていた
 2.思いは叶うか 初代アメリカ駐在所長が決定 初代所長の決定に納得できず 竹根に白羽の矢 竹根の戸惑い 長池係長のアドバイス 急ごしらえの出張準備が始まる 
 3 アメリカ初体験  いよいよ渡米、最初のカルチャーショック キュンとしたりトロトロしたり 心細いサンフランシスコ上空 生まれて初めて外国の地に降り立つ ニューヨーク事務所開設準備が始まる ニューヨークで稼働開始 ニューヨークの時計はカネ次第で回る速度が変わる!? ニューヨーク生活もカネ次第
 4 迷いの始まり 初めてのアテンドも吹き飛ぶ事態発生 これって“恋”? 新しいミッションはCIA??? 新しいミッションはCIAのスパイではなかった 新しいミッションの準備と竹根の気づき 仕事を通して人脈ができてくる 
 
■■ 4 迷いの始まり
 私の会社を引き継いでくれた竹根が、経営コンサルタントになる前の話をし始めました。思わず私は乗り出してしまうほどですので、小説風に自分を第三者の立場に置いた彼の話を、友人の文筆家の文章を通して、ご紹介します。
◆4-7 アテンドに大わらわ

 商社マンにとって、「アテンド」は欠かせない業務の一つである。自社の取引先などがアメリカ詣でと称して、アメリカ視察で市場を見て、自社商品のラインアップ強化などの参考にするのだ。
 竹根は、商社マンとはいいながら、あまり営業センスが良い方でもなく、人見知りをする傾向もある。そのような竹根にはアテンドが苦手である。苦手に拍車をかけるのが夜の接待だ。
 接待というのは、酒がつきものであり、酒が飲めない商社マンは成功しないという「伝統」のようなものがある。ニューヨークに赴任する前に、竹根のアメリカ駐在が決まると先輩が竹根を飲みに誘ってくれては、「商社マンは酒が飲めなければダメだ」を聞かされた。竹根は、下戸である。酒のうまさも解らない。
 彼等は、先輩として、それを竹根に教え込むというよりは、自分が酒を飲むための口実に竹根を誘っているのかもしれない節も見える。それが解っていながら、下戸の竹根は先輩の誘いを拒まなかった。拒まないというよりは、商社マンとして成功するための試練だと自分に言いきかせているのだ。
 飲めない酒を飲めば、酩酊どころか、飲食したものを戻して他の人の迷惑になる。それがわかっていながら、竹根は先輩達についていった。が、体質的にアルコールを受け付けないのであろう、成長はせず、酒を飲めないままニューヨークに赴任してきた。
 その竹根が、アテンドをしなければならないのである。それも相手はほとんどが竹根より年上である。それだけではない。彼等の大半は、福田商事に商品を納めている中小企業の経営者なのだ。彼等は、一国一城の主であったり、それに近い人達なのだ。竹根の気遣いは半端ではない。

  <続く>
■ バックナンバー
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする