ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

山咲黒『万葉ブックカフェの顧客録』

2020年12月24日 | 読んだ本(日本語)
山咲黒著『万葉ブックカフェの顧客録』

求職活動中の志野は、いきつけのコーヒー豆店でチョコレートを拾い食い(笑)。
チョコの持ち主の男性・義切がカウンターに置いた本を落としてしまい、
その本の和歌に宿っている付喪神(詠人)が見えて、驚いて「あっち行って!」と言ったら、
付喪神たちが逃げてしまって……。

というわけで、チョコ(黄泉の国で作られたもの)を食べて神や妖怪が見えるようになった
志野が、逃げてしまった付喪神(詠人)を探す、というお話です。

歌に宿った想い、それに寄り添う詠人の想いにあったかな気持ちになります。
本が短くて、義切の素性も謎のまんまだし、続きが気になります。

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