ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

マイクル・コナリー『エンジェルズ・フライト』

2014年11月08日 | 読んだ本(日本語)
古沢嘉通訳、マイクル・コナリー著『エンジェルズ・フライト』(上)(下)

なんか、いろんな意味で微妙な作品でした。
いや、おもしろいんですよ。いろいろ気になって、続きが読みたくてたまらなくなる感じなんですが。

ケーブルカー“エンジェルズ・フライト”の頂上駅で死体が発見され、その被害者の一人が辣腕で知られる黒人の人権派弁護士だった。犯罪加害者が取調中に刑事から暴行を受けたとかいう訴訟で、警察を相手にかなりの勝率を誇ってきた彼は、市警察の長年の宿敵。その弁護士の死に、マスコミは警官の犯行を疑い、街は暴動が起こる危機に瀕する。

そんな中、主人公のボッシュは結婚して一年の奥さんとうまくいってないし、元パートナーの衝撃の事実を知るし……やらなんやらで。世の中、不条理なことがあるのはわかるんでよ。でもね……だからこそ、すっきりした読了感がほしいのです。

奥さんは出て行っちゃうし、真犯人はあんな死に方をするし。(しかも訳者後書きで、次の本ではボッシュの新恋人がすぐに殉職するとかネタバレされてるし)。

ふぅ。

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