京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

南京豆

2006-10-31 16:20:05 | 妻!の料理
 今朝、従業員さんから、南京豆をいただきました。
 ピーナツです。

 夏ごろから、「ああ、ゆでたピーナツ食べたいなあ。琵琶湖に行ったら、ピーナツ掘りするとこあるんですけど。」と、ブツブツ言っていたわたくし。
 お店では、おつまみ用ピーナツみたいな加工品しかありませんよねえ。
 (ええ、生売ってあるで、とおっしゃったお方、それはとても恵まれた環境です。すぐ、我が家までお送り下さいませ。)
 
 それを聞いてくださってた、従業員さんが、自宅で栽培していたのを朝掘りして、持ってきてくださったのです。



 こんなの。



 掃除すると、こんだけになってしまうんですけどね。
 
 生まれてはじめて、生ピーナツ見ました。
 四万十川(沿い)歩いてて、正直無人市で、それらしきものが売ってあるのは見たことあるんですけど。(それも、10年以上前の話)
 本当の徒歩だったので、持ち帰ることもできず。
 
 なぜ、私が、これほどまでに、生ピーナツにこだわるのか。
 
 もう数日で二十歳になるという頃、クラブの夏合宿がありまして、奄美大島の下にある、請島という小さな島に行きました。
 奄美大島は観光の盛んな島ですが、請島は普通の島。
 おそらく、釣り客くらいしか訪れない。
 他に、他所から来た客のような人には出会いませんでしたし。

 ですから、会う人会う人、「どっから来たのー。」と話しかけてくださる。
 野良仕事の人、墓参りの人、保育園の保母さん・・・
 でもって、会う人会う人、茹でピーナツを下さったのです。
 どうも、冷凍庫に常備してあるらしく、殻つきのまま塩ゆでしたものを、ビニール袋に入れて、冷凍しておくようなのです。
 おそらく、この冷凍したものを、自然解凍させ、まだちょっと融けきってないものを食べるのが、格好のおつまみのようです。

 あちこちから、ビニール袋に入った茹でピーナツを頂き、あげくは、合宿の挨拶に行った区長さん宅にて、晩酌にあずかることとなったのです。
 茹でピーナツに、ビール。
 「なんきん」と言っておられましたね。

 「なんきん」とは、「なんきん芋」とのことか?と思うほど、茹でピーナツは、お芋のように柔らかく、ホクホクっとしておるのです。
 
 おつまみのいりピーナツのように、硬かったり、喉に刺さったりということはありません。
 そして、なにより甘みがありました。
 見かけは、どう見てもピーナツそのものなんですけど、それでも、しばらく、「なんきん」という名の、奄美特有の芋なのだと思いながら、いただいておりました。
 それほど、美味しかったのです。
 はい、忘れられないくらいに。

 いつか食べたい。
 そう思いながら、10数年。
 子供もでき、おばはんになった。

 奄美。
 たしかに、海がきれいだった。(ような気がする。)
 だけど、それよりも、茹でピーナツのほうが、印象に残っておるのでございます。

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2 コメント

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茹でた (小春の母)
2006-11-01 10:30:17
茹でたピーナッツおいしいよね~
でもあれのほうが栄養強い気がしちゃいます・・
濃厚だし~
横浜に昔から有名なピーナッツのお店があって
そこの茹でたピーナッツがおいしい
神奈川県の秦野はピーナッツで有名なんですよ~
千葉にはまけるかな??
いつか買いに行く事があったら送りますね。
でもいつになることやら・・・
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小春の母様 (妻!)
2006-11-02 10:41:40
茹でたの食べてみましたよー。
確かに濃厚。

まだ若い、白いのは殻ごしらべれるでー、と聞いたので、食べてみると、少し苦味があるけど、ビール代わりに良いかも。(酒の飲めないものには)
ゴーヤのような苦味です。
苦味で癒されようという私です。

秦野はピーナツですかー。
なんか昨日、徳川のいくさか何かで、ちょうどテレビで出てました、秦野が。
有名な戦があったのですかね。

ピーナツ情報、教えてくださいね!
いつでも、送ってもらって結構です・・・
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