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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

ハービー・ハンコックいわく

2013-09-17 12:41:29 | ●Weblog

 今月のはじめ、ソニーが新製品HDDハイレゾプレーヤーHAP-Z1ESのプレス・イヴェントを、マンハッタンのジャズ・アット・リンカーン・センターで開催、そこで特別ゲストのハービー・ハンコックがこう言ったそうだが、いくらハイレゾ推進の集まりでもちょっとなあ、と唸った。「Herbie Hancock talked about his experience of hi-rez audio, comparing the original file of "Don't Give Up" from his Imagine Project album in his studio with the CD. "The CD sounded closed-in, smaller, thinner," he said, "with the hi-rez file, it was if John Legend and Pink were back in my studio." 」。今のところ、『イマジン・プロジェクト』のハイレゾ配信はないわけなので。ただ、記事で面白かったのは、MP3を「Lo-Rez」と言い切ったり、5.6MHzのDSDを「Double DSD」と呼んだり、こっちではあまり使われない英語表現が色々出て来たこと。そして何よりのびっくりは、ソニーが改めてDSDのハイレゾ展開を押し出してきたことに尽きる。そこで〈ドント・ギヴ・アップ〉をかけてみると、これはこれでいいのだ、となって、さあ昼飯はどこにしようかと。http://www.stereophile.com/content/sony-push-hi-rez-downloads%20