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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

ジョージ・ベンソンの元ネタ?

2012-04-10 10:58:27 | ●Weblog

 ちょっとした問い合わせに、思わぬ泥沼へと引き込まれることがある。それは前項で「聴いておかないといけない」と書いた、『ニュー・ブラッド/ブラッド・スウェット&ティアーズ』の〈処女航海〉、そこでギターとスキャットのユニゾン・ソロをがっつりと決める、スウェーデンのギター&ヴォーカリスト、ゲオルク・ワデニウスのこと。要はこれがジョージ・ベンソンの元ネタでなかろうかということだが、インタヴュー資料などいくら読み返しても、そうと言える確証は得られなかった。『ニュー・ブラッド』のリリースは、『ブリージン』を4年遡る1972年。もしこれがベンソンの尻に火を付けたとしたら、今からでもワデニウスを大いに持ち上げてあげないといけなくなるが、目下では残念ながらトップ・アンデーレイテッドの王様とでもしておくほかない。それにしてもこの〈処女航海〉には、聴くたび胸のすく思いにさせられる。