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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

ステレオのオルゴール

2010-10-21 23:41:38 | ●Audio&Visual
 総武線・信濃町駅から歩いて5、6分のところにある民音音楽博物館に行ってきた。いやはや、凄かった。民族楽器、チェンバロや歴代ピアノ各種、オルゴールや蓄音機など貴重種があれこれズラリ。目当ては蓄音機だったものの、いちばんやられたのは、2枚のディスクを同時に回す、ステレオ・オルゴールの超常美学的響き。これを聴きにもう一度、いや、二度三度と足を運びそうだ。こういう館の存在すら知らなかったのは僕だけだろうか。どうあれ、未見の人には誠に僭越になるのを承知で、知らないより知っておいた方がいい、と言いたい。音楽と音に関心があれば、1週間通い詰めてもまだ事足りないかも知れない。
 それに気を良くして、ディスクユニオンで『ワルツ・フォー・デビー/ビル・エヴァンス』の限りなく初版に近いアナログを、5800円也で購入したところ、A面1曲目がグログロにワウって意気消沈も限界超。そこで、目視の検盤も試聴もせぬままでは、クレームも通らないかもとダメもとで電話を入れたところ、ユニオンご立派、というか当たり前と言えば当たり前、「申し訳ありません」とあっさり決着。が、ご破算になったのは結構だけれど、これでまたも中古LP購入に伴うリスクの大きさを痛感した次第。楽器もレコードも、ヴィンテージ至上主義には要注意だ。