ニシヘルマンのメアリー(♀)が命がけで産み落とそうとした卵です。
総排泄孔から少し出た時、「バキッ」という鈍い音がしました。
メアリーは何度も、何度も、首を引っ込め、息みましたが、
卵は停滞したままでした(参照 2012年1月1日の画像)。
卵の表面は、粘膜により保護されています。
この粘膜は、地中でも卵が腐らないように保護する役目があり、
また産み落とす時に滑りやすいように、潤滑油にもなっていると思います(愚見)。
卵が停滞し、30分以上も経過すると、この粘膜が完全に乾きました。
母亀は産卵直前に大量のおしっ○をすることがあります。
今まで私は、産卵床の湿度を上げるため?と考えていましたが、
総排泄孔を濡らし、卵を産み落としやすく、
あるいは総排泄孔を開きやすくしているかもしれないと、
この時 気がつきました。
卵の表面が乾燥し、総排泄孔もカリカリに乾燥していました。
メアリーが後肢を使って、停滞した卵を落とそうとしても落ちませんでした。
(私は卵を割る覚悟で、小さなドライバーや金槌を用意していました。)
私は咄嗟に霧吹きで、卵と総排泄孔を濡らしましたが、
メアリーの体力を考えると、もうこれ以上待つことはできませんでした。
メアリーを裏返しして、卵を私の指を使って引っこ抜きました(安堵)。
霧吹きで濡らした効果があり、簡単に抜くことができました。
画像の卵が濡れているのは、お水のせいです。
土が付いている箇所は、メアリー自身が後肢を使って、卵を落とそうとしたからです(涙)。
卵の殻は硬く、大きな卵(22g)でした。
きっと有精卵だと思います。
(産み落とされた卵の色で、判断できるようになりました。)
メアリーの体重が増加した時に、産卵兆候がなくても、産卵ケージで飼育をしていたら、
卵がこれほど大きくならなかったと考えます。
メアリーのように産卵数が2個ぐらいの仔の体重増加は、それを見極めることが難しいですが、
私の今後の課題となりました。
今回 卵詰まりはなんとか回避できましたが、命がけで産卵してくれたメアリーのことを
思うと、卵も守ってやりたかったです。
メアリーは今日もたくさん餌を食べました。
頑張ってくれた母亀・メアリーにポチ↓をお願いたします。
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