落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

対韓国制裁措置

2019年07月01日 | 政治・外交
従軍慰安婦、徴用工、レーダー照射、天皇侮辱発言等々、国会議員まで動員して挑発してきた韓国。
G20では日韓首脳の会談は見送られたとか。
「オシエズ タスケズ カカワラズ」オタカ原則が発効したかのように、政府は対韓輸出規制を打ち出した。
日本は『怒ったぞぉ』
半導体材料の対韓輸出を規制 政府 徴用工問題に対抗 来月4日から
2019.6.30 10:44 国際 朝鮮半島
https://www.sankei.com/world/news/190630/wor1906300013-n1.html

写真:徴用工像の周辺で行われた集会の参加者=5月1日、韓国・釜山(共同)

 政府は、韓国への輸出管理の運用を見直し、テレビやスマートフォンの有機ELディスプレー部分に使われるフッ化ポリイミドや、半導体の製造過程で不可欠なレジストとエッチングガス(高純度フッ化水素)の計3品目の輸出規制を7月4日から強化する。いわゆる徴用工訴訟をめぐり、韓国側が関係改善に向けた具体的な対応を示さないことへの事実上の対抗措置。発動されれば、韓国経済に悪影響が生じる可能性がある。7月1日に発表する。

 政府は同時に、先端材料などの輸出について、輸出許可の申請が免除されている外為法の優遇制度「ホワイト国」から韓国を除外する。7月1日から約1カ月間、パブリックコメントを実施し、8月1日をめどに運用を始める。除外後は個別の出荷ごとに国の輸出許可の取得を義務づける。ホワイト国は安全保障上日本が友好国と認める米国や英国など計27カ国あり、韓国は平成16年に指定された。

 輸出を規制する3品目は、いずれも軍事転用が容易だが、これまで韓国には手続きの簡略化など優遇措置を取っていた。日本政府はこれを7月4日から契約ごとに輸出許可に切り替える。許可の申請や審査には90日間程度を要することになるという。

 フッ化ポリイミドとレジストは世界の全生産量の約9割、エッチングガスは約7割を日本が占める。世界の半導体企業は日本からの輸入が多く、急に代替先を確保するのは困難とされる。規制が厳しくなれば、半導体大手のサムスン電子や薄型で高精細なテレビで先行するLGエレクトロニクスなど韓国を代表する企業にも波及するとみられる。

 いわゆる徴用工訴訟に関する韓国最高裁判決をめぐり、日本側は日韓請求権協定に基づく仲裁委員会の設置を求めたが、韓国は問題解決に向けた対応策を示さないため、日本政府が事実上の対抗措置に踏み切った。経済産業省は一連の輸出規制について「日韓関係が著しく損なわれたと言わざるを得ない状況で、信頼関係の下に輸出管理に取り組むことが困難になっている」と説明している。
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」令和元年(2019)7月2日(火曜日)通巻第6124号<前日発行> http://melma.com/backnumber_45206/

 対韓国、日本は静かに、しかし決定的な制裁措置を準備
  半導体の重要部品、材料の韓国輸出を大幅に規制。韓国経済に大打撃


 「産経新聞」(2019年6月30日)のスクープだった。翌7月1日、「日本経済新聞」が後追いした。
 「徴用工問題で日本企業に賠償を求め、在韓日本企業の財産を差し押さえる等、あまりに理不尽な韓国」。猛省を求めるため、日本政府は珍しく本気の制裁をくわえる。

日本が準備中なのは、韓国経済の死命を制する半導体の重要部品、部材の韓国向け輸出を制限し、また韓国からの輸入魚介類への検査強化である。
「ホワイトリスト」から韓国を外した措置も、遅きに失したといえ、順当である。

有機EL使用のフッ化価ポリイミド、半導体製造に不可欠の感光剤レジスト、そしてエッチングガスの三点を規制する。後者二つは日本のシェアが世界の90%を占める。
 フッ化ポリイミドは熱的安定性、機械的強靭さ、優れた絶縁特性があるので航空宇宙やエレクトロニクスの分野で幅広く使用されている。
 感光剤レジストも半導体素子の製造に使われ、露光用のマスク製造に用いられる。
 エッチングは原語の意味が版画であるように材料を削る等の加工用に使われる。

 そればかりか、対韓輸出品のなかで、軍事転用可能性のある製品、部品に関しても追加の制裁対象にくわえることを検討している。
 軍事転用の怖れが強い仕向地への輸出はこれまでも制限されてきたが、韓国は「ホワイト国」だった。その指定を外し、韓国を「ブラックリスト」に加えると、逐一当該製品の輸出に際しては、輸出許可が必要となる。
 ただし政令、省令の改正が必要なため、規制の実施は夏以降にもつれ込む。


コメント