環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が推進されようとしているが、足腰の弱い日本の農林魚業はへたをすれば壊滅のおそれがある。
山歩きしていても、荒れた山林や休耕田、廃田に出くわすと、素人ながら大丈夫なんだろうかと心配になる。
でも、この記事のように理論だけでなく身体を張って林業に取り組むお姉さんもいるんだな。
あわせて「農ガール」も増えているとのこと、じゃぁ「おいらも手伝うよ」と参加する若い男も増えればいいな。
山歩きしていても、荒れた山林や休耕田、廃田に出くわすと、素人ながら大丈夫なんだろうかと心配になる。
でも、この記事のように理論だけでなく身体を張って林業に取り組むお姉さんもいるんだな。
あわせて「農ガール」も増えているとのこと、じゃぁ「おいらも手伝うよ」と参加する若い男も増えればいいな。
【新境地を生きる2011】(5完)林業女子会@京都 20代30人、本気で“森林ガール” 2011.1.6 09:25
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/110106/acd1101060931004-n1.htm
「暮らしの中で林業を応援したい」と語る岩井有加さん
京大大学院修士課程1年・岩井有加さん(23)
「衰退が著しい日本の林業を変えるには、今までなかった『女子目線』が必要だと思うんです」
淡々と話す様子からは、“パイオニア”に位置づけられるべき気負いがまったく感じられない。屈強な男性が山で黙々と木を切るという、林業のイメージからは最も縁遠い、都会の女子が集まる「林業女子会@京都」を昨年7月に立ち上げ、代表を務める。
平均年齢20代のメンバーは京都の女子大生を中心に、建築士や会社役員なども含めて約30人。アウトドアを楽しむ「山ガール」や、おしゃれ重視の「森ガール」が人気だが、「大木を切ったり、急斜面を登ったり、現場は体力勝負」と、明らかに一線を画す。
昨年11月に開催した京都府南丹市での「伐採体験会」。メンバーはヘルメットや地下足袋、つなぎ姿で山に入り、のこぎりを使って手入れした。一方で今年2月にはフリーペーパーを発刊し、薪(まき)ストーブを置くカフェなどを女性向けに紹介するという。
「家の柱や家具、読んでいる雑誌の紙だって、森からいただいた恵み。都会の女子的生活にも林業はなくてはならない。だから、あえて女子をターゲットにしてみたんです」
大学では森林科学を専攻。京都で活動する男女混成の林業サークルにも所属したことがあるが、女子会結成はツイッターでのつぶやきがきっかけだった。
《農業に興味のある若い女性が「農(ノ)ギャル」と呼ばれて注目されるんだから、林業に若い子がいてもいいんじゃない?》
反響は大きく、賛同した若い女性と意気投合し、つぶやきはわずか2カ月で形になった。
大学近くのカフェを活動拠点とするが、定期的に集まるわけでもなく、思いついたときにブログやメールで呼び掛ける。「『木っておしゃれ!』みたいな、シンプルなところから入ってくれたらいい」という軽いノリも魅力の一つである。
国土の7割を森林面積が占める日本。「里山」の良さは近年見直されてきてはいるが、木材自給率はわずか3割しかなく、林業の衰退が叫ばれて久しい。
「一過性のブームに乗るのではなく、ライフスタイルとして山とつながり、100年先を考えられる余裕のある女子が増えたら、未来はきっと明るくなる」
「草食系男子」とは比べものにならない「女子力」なら、日本の山に活力を与えるかもしれない。(白岩賢太) =おわり
◇ 【用語解説】林業女子会@京都
日々の暮らしの中で林業を応援し、未来を考えようという女子の集まり。「山に生きる女子、山の恵みに生きる女子」をモットーとし、力仕事だけではなく、ソフト面でも活躍できる林業女子の参画を活動テーマに掲げている。
同会のブログ:http://forestrygirl-kyoto.cocolog-nifty.com/blog/
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/110106/acd1101060931004-n1.htm
「暮らしの中で林業を応援したい」と語る岩井有加さん
京大大学院修士課程1年・岩井有加さん(23)
「衰退が著しい日本の林業を変えるには、今までなかった『女子目線』が必要だと思うんです」
淡々と話す様子からは、“パイオニア”に位置づけられるべき気負いがまったく感じられない。屈強な男性が山で黙々と木を切るという、林業のイメージからは最も縁遠い、都会の女子が集まる「林業女子会@京都」を昨年7月に立ち上げ、代表を務める。
平均年齢20代のメンバーは京都の女子大生を中心に、建築士や会社役員なども含めて約30人。アウトドアを楽しむ「山ガール」や、おしゃれ重視の「森ガール」が人気だが、「大木を切ったり、急斜面を登ったり、現場は体力勝負」と、明らかに一線を画す。
昨年11月に開催した京都府南丹市での「伐採体験会」。メンバーはヘルメットや地下足袋、つなぎ姿で山に入り、のこぎりを使って手入れした。一方で今年2月にはフリーペーパーを発刊し、薪(まき)ストーブを置くカフェなどを女性向けに紹介するという。
「家の柱や家具、読んでいる雑誌の紙だって、森からいただいた恵み。都会の女子的生活にも林業はなくてはならない。だから、あえて女子をターゲットにしてみたんです」
大学では森林科学を専攻。京都で活動する男女混成の林業サークルにも所属したことがあるが、女子会結成はツイッターでのつぶやきがきっかけだった。
《農業に興味のある若い女性が「農(ノ)ギャル」と呼ばれて注目されるんだから、林業に若い子がいてもいいんじゃない?》
反響は大きく、賛同した若い女性と意気投合し、つぶやきはわずか2カ月で形になった。
大学近くのカフェを活動拠点とするが、定期的に集まるわけでもなく、思いついたときにブログやメールで呼び掛ける。「『木っておしゃれ!』みたいな、シンプルなところから入ってくれたらいい」という軽いノリも魅力の一つである。
国土の7割を森林面積が占める日本。「里山」の良さは近年見直されてきてはいるが、木材自給率はわずか3割しかなく、林業の衰退が叫ばれて久しい。
「一過性のブームに乗るのではなく、ライフスタイルとして山とつながり、100年先を考えられる余裕のある女子が増えたら、未来はきっと明るくなる」
「草食系男子」とは比べものにならない「女子力」なら、日本の山に活力を与えるかもしれない。(白岩賢太) =おわり
◇ 【用語解説】林業女子会@京都
日々の暮らしの中で林業を応援し、未来を考えようという女子の集まり。「山に生きる女子、山の恵みに生きる女子」をモットーとし、力仕事だけではなく、ソフト面でも活躍できる林業女子の参画を活動テーマに掲げている。
同会のブログ:http://forestrygirl-kyoto.cocolog-nifty.com/blog/