カンクロが行く

大阪 のみあるき

カンクロ酩酊記 杉本酒店

2015年06月30日 | 日記
★カンクロ酩酊記 杉本酒店

玉造 杉本酒店 (立飲み) : 缶(麦とホップ) : チーズ

ふと考える。酒屋の立飲みへ何を求めて行くんであろうかと。ピチピチの若い女性を求めておる訳ではない。
海山里の珍味を求めとる訳でもない。昔、母親が作ったような一品。これはあるにこしたことはない。

どこの酒屋も高齢化が進む。客から贈られた「いつまでも元気で・・・」の色紙を見かける。それが一番と思う。
次に後悔する。今この店で選んだチーズと缶はいつも家の冷蔵庫に置いてあるのと同じであったと。

カンクロ酩酊記 鶴橋駅

2015年06月29日 | 日記
★カンクロ酩酊記 鶴橋駅

鶴橋 白星 (立飲み) : 生ビール : 造り3種盛 枝豆セット
鶴橋 キャベ焼酒場 (きゃべつ焼) : 生ビール : きゃべつ焼

鶴橋の駅に降りたつカンクロがおった。西日が辛い。「あかんわ、暑すぎや」立飲みへ入らざるを得んかった。
ほっと一息ついてたら若い客が入ってきた。「ぬる燗ダブル」世の中には暑ない人もおるもんやと思う。

そのあと信号を渡り立食い寿司の名店へ行く。しめしめ客がおらん。「・・・準備中か」きゃべつ焼の店へ入る。

カンクロ放浪記 : 尾道

2015年06月28日 | カンクロ徘徊記
★カンクロ放浪記 : 尾道

「花の命は短くて 苦しきことのみ多かりき ・・・」林芙美子(1903-1951)。放浪を一生の糧に過ごした。
突っ張った人生であったんかも知れん。無理せんでよかったんかも知れん。「放浪」或いは「命の酒」が似合う。

尾道の町でその跡を振り返った。6月28日はあじさい忌。この町を訪れたんはつい最近のことであった。
「もう来ることもないやろ・・・」と感傷に浸った。あれから二週間。「しみず食堂、行ってみよか・・・」と思い立つ。

カンクロ酩酊記 大成屋

2015年06月27日 | 日記
★カンクロ酩酊記 大成屋

鶴橋 大成屋 (ホルモン串焼) : 瓶ビール : 串焼6種

誰でも得手不得手はある。カラス、ハト、スズメ以外の名前が覚えられん子供。「あっ!鳥さん飛んではる」
或いはサバ、サンマ、イワシしか覚えられん父親。「昨日食うた魚、すこぶる旨かった」と。

もしカラスやサバに種類があると知れば人生を儚むんであろう。さてホルモンの種類を知らん爺さんがおる。
二階の店に入る。品書きがない。「・・・」「一通り焼きます?」「よしなに」何を食うたか分からんが旨かった。

カンクロ酩酊記 桃谷駅

2015年06月26日 | 日記
★カンクロ酩酊記 桃谷駅

桃谷 吉村善酒店 (酒屋) : 瓶ビール : 冷奴 高野豆腐

意識して飲んだら旨いこともなんともない。やむを得ん事情があると話は別になる。例えば今日は暑かった。
どうしても一杯飲んで帰りたい。財布を見る。200円。こんな状況でも入れる飲み屋は知っておくべきである。
ここは缶も表示通りのはず。190円以下のを頼む。「あて10円のん」「お好きな飴玉どうぞ」選ぶ。「どやっ!」

桃谷 楠酒店 (立飲み) : 瓶ビール : 焼き厚揚

飲んでる隣りに爺さんが入ってきた。生ビールとスルメを注文する。「スルメて硬いのにから、知らんな」と思う。
見てると何の造作もなく食うて出ていった。この間、4~5分。「速っ!丈夫っ」尊敬のまなざしで見送る。
次に若いのが入ってきた。ロング缶を取る。1~2分で飲み干した。「もう居とらんが」やはりここの客は濃ゆい。