カンクロが行く

大阪 のみあるき

カンクロ酩酊記 橋本酒店

2019年06月30日 | のみあるき(大阪)
★カンクロ酩酊記 橋本酒店

萩之茶屋 橋本酒店 (居酒屋) : 焼酎 : いわし煮

じっと鏡をみる。年輪を重ねた顔が映ってる。ほっぺたが垂れとる。奥歯のなくなった年寄り特有の顔である。
ため息をつく。今年前半が終わる。この半年で記憶にある食いもんを思いだしたい。値段は問わん。浮かばん。

萩之茶屋の商店街を歩く。橋本酒店にのれんが出てる。入る。朝八時前には店を開けてると聞く。えらいがな。
「決まったら言ってくださいね」前半の締めくくりに食うとくあてである。煮付とフライがある。値段をみる。

カンクロ酩酊記 庶民

2019年06月29日 | のみあるき(大阪)
★カンクロ酩酊記 庶民

京橋 庶民 (立飲み) : 瓶ビール : まぐろ刺身

正岡子規 仰臥漫録を読む。  明治三十四年九月九日 晴 ・・・ 朝 栗小豆飯三椀(新暦重陽) 佃煮
・・・ 午 栗飯ノ粥四椀 マグロノサシミ 葱ノ味噌和 白瓜ノ漬物 梨一ツ又一ツ 氷水一杯
・・・ 夕 小豆粥三椀 鰌鍋 昼ノサシミノ残リ 和布 煮栗 「 主病ム 糸瓜ノ宿ヤ 栗ノ飯 」子規

京橋で降りる。庶民にゆく。昼はまぐろの刺身にする。「どないしたん、病気なん?」品切れを心配してじゃ。

カンクロ酩酊記 ボトルバード

2019年06月28日 | のみあるき(大阪)
★カンクロ酩酊記 ボトルバード

天王寺 ボトルバード (焼鳥) : 生ビール : 焼鳥(きも・皮・鶏ホルモン)

天王寺の駅ビル中二階へ上がる。色んな飲食店がある。ゆくとこは前もって決めてある。ボトルバードに入る。
若いときは何でもついでに済ますことができた。この歳になると一回でするのんがしんどなる。小分けでゆく。

前回はかしわの串に感動した。「なんぼなん?」かしわ一串30円。であるが値段ではない。その仕事ぶりじゃ。
手間ひまかけとる。ゆで卵専門の飲み屋とは比べられん。きもと皮は前に食うてある。別に目星をつけとった。

カンクロ酩酊記 明治屋

2019年06月27日 | のみあるき(大阪)
★カンクロ酩酊記 明治屋

阿倍野橋 明治屋 (居酒屋) : 瓶ビール : シューマイ

両親がいてたころ親孝行をしたかとゆうとあんまり記憶がない。自分のことで精一杯だった。そんな気はする。
親孝行をしたいときには親はおらん。「子供にゆうてるん?」そうであるともゆえる。そうでないともゆえる。
どっちにしてもお互い期待はせんことである。カエルの子はカエルなんである。「オタマジャクシ違ゃうん?」

明治屋。親子連れの客がおる。親は九十歳。息子はそれに見合う年齢。焼売はビールに限る。なんのこっちゃ。

カンクロ酩酊記 丸徳

2019年06月26日 | のみあるき(大阪)
★カンクロ酩酊記 丸徳

京橋 丸徳 (居酒屋) : 焼酎 : 島らっきょう

酒は美味しく飲みたい。人生は楽しく過ごしたい。そうありたい。とゆうてもそうさせてもらえんことがある。
ワイワイ、ガヤガヤ、ガハハハッ、キャキャッ!「迷惑なん?」若いときはそうしてた。年寄りが独酌してる。
そんなん客をみる。クライと感じた。歳月がそれを忘れさせた。明日があるさ。「哲学なん?」歌謡曲じゃが。

丸徳にゆく。なんか旬の旨いもんを探す。あるがなあるがな。喜んで食う。汗がふきでる。精が強すぎとった。