“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

にちへんの漢字

2013-03-22 12:53:04 | 日記
こんにちは。

新入生向けの仕事や、例年にない職場の激しい人事異動の憂慮に流され、まる2日記事を上げない形になってしまいました。

一昨日と昨日とで、
にちへんの漢字を引きました。
※「ひへん」としてしまうと、「火」の方まで検索されてしまうので、敢えて「にちへん」です。

引いた範囲は
『要覧』165頁「旱」~166頁「日+麗」です。

↓紛らわしい
・「旱天(かんてん)」→「旱」=ひでり。
・「杲杲(こうこう)」…太陽が明るく輝く様子。
・「昊天(こうてん)」…大空・青空→「昊」=夏空・大空。
・「旻天(びんてん)」→「旻」=秋空。

・「晤(ご)」=面会する。→「対晤」「面晤」

・「暉(き)」=日が輝く。→「暉映」「残暉」「秋暉」「春暉」
↑文章題で気付くか?

・「寒暄(かんけん)」…あたたかさと寒さ。時候の挨拶。→「暄」=あたたか。

・「雨暘(うよう)」…雨と晴れ。→「暘」=日の出、晴れ。

・「曁曁(きき)」→「曁」=強い。

↓「朝暾(ちょうとん)」はお馴染みですが、
・「暁暾(ぎょうとん)」もあります。→「暾」丸い朝日。

・「赫曄(かくよう)」…「太陽があかあかと輝く」

・「曦月(ぎげつ)」→「曦」=太陽。
・「曦軒(ぎけん)」…太陽。
・「赫曦(かくぎ)」…照り輝く。

以上、これでにちへんの漢字は完了です。


20日(春分の日)は、
狙わずちょっと得する一幕がありました。

通勤駅(職場側)のパン屋で、はからずも、平日ならレアなモーニングセットにありつけたのです!しかも午前11時過ぎという、モーニングらしくない、最早ランチの時間にです!!

20日はお彼岸で職場はお休みでしたが、新入生向けの仕事が終わってなかったので、駅に降り立つと駅構内のパン屋で一服してから職場へ行こうと、「朝食メニュー」一覧を眺めました。

すると、メニュー提供の時間帯が書いてありません。

因みにメニューはこんな感じです。
↓↓↓

・モーニングセット 350円
※数量限定品
厚焼きトースト、ミニサラダ、ゆで卵、お好みドリンクのセット
(↑ここだけ字の色が違う)

※以下は全て、パンとドリンクのみ。
・トーストセット350円
※以下各390円
・厚焼きピザセット
・クロックムッシュセット
・ハムチーズサンドセット
・照焼きチキンサンドセット


既に午前11時を回っていたのですが、しろねこは今思うと何も深く考えることなく店員さんに聞いてみました。
「朝食メニューって何時までですか?」
すると、感じのよさそうなおばちゃん店員さんが、「あと1個残ってます!」
とゆで卵の入った器をカウンターの向こうから掲げて見せてくれたのです…!

この時のしろねこの心中はこうでした。
「うそっ、あのレアなモーニングが残っとる…!!」

約半月前、少し遅く出勤しても大丈夫な日に、しろねこはこれまた軽い気持ちで聞いてみました。
「あの、モーニングセットというのはまだありますか?」

その時はまだ午前7時半でしたが、微妙に若い男性店員さんが、半分申し訳なさそうに、そして半分、モーニングセットの争奪戦にあぶれた者に対して気の毒そうに、
「申し訳ありません。本日完売です……」
「あ、そうですか、他のはありますか。あ、ありますか。じゃあ厚焼きピザセットで」

そうか~「モーニングセット」って開店30分で既に売り切れてしまう人気メニューなのか~。
(通勤満9年にして初めて知った事実)

…ところが休日のその日、モーニングセットどころか厚焼きピザセットでも注文不可かもしれないランチの時間帯に、その人気メニューに遭遇したのですから、人生本当に分からないものです(大袈裟か)。

出来たらお呼びします、と言われて席で待つと、
「モーニングセットご注文の方~!」
の声。お盆を運ぶしろねこに、お客さんの視線が……。
レアだからみんな見るのかな、と思っていたしろねこですが、考えてみたらそれよりも、「こんな時間にか…?」とみんな思っていたのかもしれません(笑)
シンプルなトマトとレタスのサラダも、殻が剥きにくいゆで卵も、ほかほかトーストも、みんな美味しかったです。
しかもこの前お預けになって、余計幸福感が増したわけです。

その日の朝、
『漢検1級ブログ ボクちゃん日記PART2』3月20日の「し行の119」(カテゴリ「かつどん?」)で、
ボクちゃん様の心の奥の恩人「魚重」のおばあちゃんのランチのお話を拝読した後だったので、
それと全く次元の違うモーニングセットではありながら、そうはいってもやはり尚更に幸福なのでした。