“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

近況〜ガラケー、受検の分かれ道。漢字パズルに没頭〜

2020-08-15 15:55:06 | 日記
久々に投稿します。お盆の真っ只中、皆さまお元気でいらっしゃいますか?

まずはじめに、もうすぐガラケーでの本ブログ投稿が、gooのサイトで完全にできなくなるとのこと。ここ数年はメール投稿だけはガラケーからも可能で、設定管理等はネットカフェにも昨年末から行くようにしてやりくりしていたのですが、それもこの9月いっぱいで終了するそうです。予想していたより、若干早かったなと、知ったときは思いました。未だにパソコンは職場のみで個人所有は無し、ガラケー使用を通してきたしろねこですが、遂に観念せざるをえないのか……いやいや、まだネットカフェという手も!……とはいえ、長文記事やコメント返信となると、何かと不便だよなあ……。――というわけで、一応スマホの機種をリサーチしてみたりスマホ教室のサービスに予約して説明を受けてみたり(さっき行ってきましたが、とても感じのよい方で充実した1時間でした)と、この一週間の休暇中に行動を起こしてはいるのですが、さて、実際の購入はいつになることやら。9月までにするのか、もう少し先になるのか……。ブログの管理がなかったら、ガラケーでもまだ十分できることはあるし、5Gを買わないとほとんどの機種でワンセグが見られなくなるし(しろねこはテレビも所有していません)、もう少し個人的にはのんびりしていたいと思いますが、他方、このコロナ騒ぎで職場もオンライン化が進み、やはりガラケーでは多少不便になってきた、ということも心が揺れる理由ではあります。学校という職場はそれなりに世俗にまみれた世界ですが、反面浮世離れした自分もどこかに残しておきたく……でも、中途半端な浮世離れにならざるを得ないなら、それもつまらないこだわりでしかないですね。

ところで、珍しく10月の漢検受検を悩んでいます。
ひとつには、申し込み事情があります。しろねこはいつも、申し込み期間終了間際に手続きして席を後方にするのが常だったのですが、今回は協会が、団体受検での公開会場日申し込みの状況を見た上で、各県先着順での申し込みにするということで、多少落ち着かない感があります。書店申し込みはなく、ネットかコンビニの2択。
ふたつ目としては、例年多忙ですが、今年の忙しさは異例続きの状況もあり、しろねこからするとやや特殊だからです。多忙なうえに、年齢がばれますが現在教員免許更新講習を受けています(通信。レポートを3本書いて通ったら、試験を受けるタイプ。コロナの影響で、試験会場は実施大学から在宅へ変更。レポートは2本が合格で戻ってきていて、残り1本の結果待ち)。順調にいけば10月の漢検の受検日までには余裕をもってすべて終わるのですが……。しろねこの講習先は、6回に渡る受験日程をこちらで選択でき、一応、レポートの完成時期によっては漢検受検と免許更新の試験が重なる可能性もあったのですが、そこは努力して早めにレポートを仕上げたので、衝突は免れることができそうです。
ここ数年毎回不合格であることを考えたら、何も変わることはなく、単にしろねこの覚悟の問題なのかもしれませんが………。職場でいろいろな人のサポートに回ることも増えている中、自分一人のなりふり構わずが、どこまで許されるか。例年にない諸々の慌ただしさと、状況的に求められるべき生徒への学習面・精神面のケアの手厚さを考えると、次の漢検1級受検向けの2ヶ月間ほどの記憶維持には非常に不安が残ります。かといって、まったく未練がないかといえば、そうでもありません。申し込み期間はしろねこの休み明け8月17日から、定員に達しなければ9月4日までで、あまり迷っている時間はない。さて、どうしましょうか。

前回の終わりに書きましたが、5年ぶりに高校に復帰し、毎日新しい環境で全力投球しています。うちは5月最終週から段階を経つつ授業を再開し、わりと早い時期から普通に終日授業するようになりました。秋くらいまでは4月・5月の遅れを取り戻すため、短縮8コマ(いつもは短縮なしで7コマ)×平日+土曜4コマ・自習(中学は6コマ)+放課後1時間(3年生は2時間)補習という流れを維持しています。しろねこは教科の授業だけでも基本週18コマ(短縮8時間のうちは+α)+放課後補習週4日で、1年生全部と3年生を1クラス教えていて、これまでの自分の勤務の中ではもっとも多いです(もちろん、20コマほど持っているケースもあるのを知っているので、これはまだまだなのかもしれませんが…)。ほかに、総合探求と講座と会議がいくつか入るので、空き時間があまりありません。しかも放課後の補習後は、質問に来たり自主学習が不得手だったりする生徒の個別補習も入れることが多いので、長いときだと13時から夜の20時半までノンストップで誰かを相手に教えている感じです(一度夕方に清掃を挟むけれど)。
担任ではないのが幸いですが、教科主任には戻り、そちらの忙しさもあります。校務分掌は久々の生徒指導ですが、主ではないのでこまごました仕事はあれど、余裕はあります。
ずっと希望を出し続けて漸く高校への異動が叶ったので、いられるうちに精一杯働きたいです(前回は諸事情により、まさかの1年で戻りになったこともあり、明日はどうなるか分からない思いが非常に強いしろねこ)。自分なりに全力投球していることは前と今とで変わりないのですが、同じ学内でありながら様々な理由から、やはり中学と高校ではこうも働くときの押さえ所というか掴み所が違うのだなあ、と改めて感じています。そしてこの違いの原因となっている諸事情の在り方が生徒たちにとって良いのか悪いのか、わかりやすい形で生徒や保護者に理解を得られているのか、双方経験している自分としては悩ましいところでもあります。ともあれ、中で働く一人として、自分の持ち場を中心により良い働きを模索しては実践していくことに尽きます。幸い、仕事上の理解者も今現在は同じ職場内に増えてきてくれているので、以前より精神的には楽になってきました。このまま油断しないように引き続き頑張りたいです。

この夏の休暇(8月10日から一週間)はどこにも行っていませんが、懸賞漢字パズル1冊制覇と、職場にしていく替えのネックレスづくり(ビーズステッチ)は楽しみました。円満字さんの連載コラムがある『漢字一番』は定期購入していますが(円満字さんの『雨かんむり漢字読本』文庫版出ましたね!)、パズルは難しいものもあり漢検にも挑むなら年間通しても片手間に解く隙間時間はどうしても取れないため、実は、漢字が好きな後輩にコラムのページ以外を毎回譲っています。今回コンビニで見かけて突発的に購入したのは、それよりはやさしめな一冊でしたが、数日間十分楽しめ、常用漢字の言葉の勉強にも改めてなりました。松川敏浩さんという方の出題で、これまでしろねこが面倒くさがって解こうとしなかったホワイトナンクロとしりとりナンクロを初めて解ききりました。松川さんの言葉の選びには、こちらからすると何か実感のこもった懐かしさのようなものがあり、ただでさえいつもは放り出していて解かなかったタイプの問題が解けてうれしかった上に、松川さん流?の言葉たちを書き出すたびに、解いていてとても幸せな気持ちになりました。しろねこは漢字パズルの世界には明るくないですが、おそらくマニアの方の中には、松川さんのファンも少なくないのでは、と推測されます。

残り少ない17日の仕事再開まで、ネットカフェではClassi(学校向け教育支援サービス)で生徒と通信しつつ、必要な書類と書籍に目を通し続ける傍ら、ギリギリまで漢検受検を悩んでみようと思います。
常に非常事態と隣り合わせの毎日ですが、共に生きる人たちとお互いに励まし合いながら、元気で生活を続けていきたいものです。