“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

「諒闇」「畢生」の意味は??

2009-08-31 23:33:59 | 日記
今日は昨日に引続き、語検問題集「言葉の意味」の章で2語を再認識。

問:次の( )に入る適切な言葉を選び、番号で答えよ。

1、原始時代、( )の闇の中に何を見たか。
 [①漆黒 ②諒闇]

2、臨終の祖母に( )の水を飲ませた。
 [①畢生 ②末期]

各々の正解はしろねこすぐ選べますが、いずれの問でも不正解の方の語の意味がすっと出てこないのが困りものです(;^_^A
問題集の脚注によると、

○諒闇…天皇など皇族の逝去に際し喪に服する期間
○畢生…命が終わるまでの一生涯のこと(←「畢竟」は解るのに!)

という意味でした。
…眠くてたまらん…。

「妙諦」「束脩」…意味は??

2009-08-30 23:33:21 | 日記
次回漢検(次回とその次は仕事で受けられない虞あり)の申込みで久々に書店へ。
序でに昨年の漢検過去問集(←準1級の問題を見るため毎年購入)と、『日本語検定公式練習問題集1級』を購入。表紙の「にほごん(=語検キャラ)」は相変わらず可愛い(笑)
語検問題集「語彙」の章には、漢検1級レベルの類義語/対義語の選択問題が沢山あり、常用漢字で成立つ未知の熟語も覚えられます。たとえば次のような問題。

問:【】の言葉に対して、類義語を選び番号で答えよ(答は一番下)。
1【妙諦】[①真理②趣旨]
2【束脩】[①謝礼②餞別③結納]









答:1、2ともに①

「ナズナ」と「スズナ」

2009-08-28 16:58:52 | 日記
モバイル漢検サイト漢字パズルの賞品が再び当たりました。数日前、仕事を終えメールチェックすると通知が…!
5月に続いての当選です。毎回応募してると、こんな連続もあるのですね(^-^)
先日ご紹介した難読語辞典を見ていると、「薺(ナズナ)」がありました。薺といえば、すぐ用心で浮かぶのが「スズナ(くさかんむりに松)」です。
薺(=ペンペン草)とスズナ(=カブ)はいずれも春の七草の一つで、1級に出題されますが、しろねこは読み書きともに混同しそうになります。
「スズナ」=「カブ」は自分の頭には定着しているので、「カブ」と字の一部の「松」とが同じ母音繋がり(au)だと覚えることにします。

俳句から学ぶ漢検1級

2009-08-24 22:30:43 | 日記
街で時間を潰す必要が生じ、手持ちの漢字本が無いので一番近い書店でハンディな『俳句難読語辞典』と『季別季語辞典』(学研)を購入。必ずしも漢検1級で出題される読み方で載っていませんが、簡単な意味の説明と用例の俳句2句ずつが載っており、単語のみを丸暗記するよりは生きた形で名詞を覚えられ、語彙力もつきます。
受検単語と近いものが載っていてオススメなのは、俳人/古典俳句研究者:田中春泥著『書けなくてもいいけど読みたい 漢字』(ペレ出版)です。普通の教養本より、1級レベルの音訓が安定して復習できます。「沈淪」の「淪」はこの本で印象づいた字の一つです☆

「袖」を含んだ熟語といえば?

2009-08-23 02:35:33 | 日記
5泊6日で泊まり込みの仕事(どんな?)ばかりしていたしろねこです。帰宅するなり16時間爆睡!日記を書けない日が続いてました。
泊まり込み中、扱った教材の漢文中に「群雄領袖ス(=英雄達を統括する)」という表現があり、後輩が、「俺は『袖』を『シュウ』とはすぐ読めなかったっすね~」と言うので、「そぉ?」と思ったしろねこ自身はなぜ読めたのかと関連熟語を浮かべてみましたが、何も浮かばないではありませんか。咄嗟に出た説明が「「岫」と同じだから表音繋がりで読めた」という根拠のないもの。辞書で調べたら「袖珍本(シュウチンボン)」があり、迂闊だったと反省の嵐でした。