“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

27-2の正式な結果(自己採点との差)

2015-11-30 02:25:11 | 日記
こんばんは。

先週の土曜日か金曜日に、帰ると27-2の正式な結果が届いていました。最近仕事を始めいろいろなことが目まぐるしいのと家に寝に帰るだけのせいか、前日のことをよく覚えていません。お酒は飲んでいないのですが…(飲んでもそんなに忘れるほど飲まないですが)。

Web合格通知を見たとき、自己採点結果より2点多かったのですが、詳細を確認してみると、単純にどこかの分野が2点上がったわけではないみたいです。

27-2 自己採点結果と比較してみます。

音読み15点 → 13点
訓読み6点 訂正なし
書き取り22点 訂正なし
国字10点 訂正なし
語選択書き取り6点 訂正なし
四字熟語書き取り12点 訂正なし
四字熟語意味選択10点 訂正なし
当て字・熟字訓9点 訂正なし
二字熟語・一字訓読み9点 訂正なし
対義語・類義語16点 → 18点
諺14点 訂正なし
文章題書き取り16点 → 18点
文章題読み9点 訂正なし

以上、+4点、-2点 で、
合計点154点 → 156点


一、読み
4 「こうがん(羔雁)」と5 「はつだ(発兌)」が正解だと思っていたが×。
走り書きには正解が書いてあったので、解答欄を間違えたくらいしか原因が思い付かない。気を付けていたはずなのに?

八、対義語
3 恭謙⇔「きょうだい(矜大)」を「驕大」と書いたのに○になっていた。

十、文章題 書き取り
10 「かわや(廁)」を「厠」と書いていて○。
これは、私が許容字体を無視していたため。「廁」のほうが、建物を指す「广」を含むから正式なのだが、崖を表す「厂」を用いた字と混用されるようになったそうだ。


なんにせよ、あと4点の世界。
本業と健康と人間味と、漢字との関わりを大切にしながら、やれるところまでまたやります。


まったくの余談ですが、先日新刊の『BLEACH』70巻と『銀魂』61巻を走り読みしていたら、どちらも“名付け”に因んだお話が織り込まれていて、妙に感動してしまいました。
『BLEACH』では涅マユリが眠七號の名付け親、『銀魂』では佐々木異三郎が今井信女の名付け親。
どちらの組み合わせも元々自分の好きなキャラクターなだけに、感情移入してしまったこともありますが、漢字を勉強していると必ず突き当たるのが、“文字によってものに名付ける”ということ。名付け親と名付けられた存在との間には、当人たちにとってかけがえのないストーリーがあります。
そして、名付けられた側が命ある存在のとき、彼らは名付け親をはじめ、人生の途上で巡りあった人々から名前を呼ばれて、ある日、それこそが自分の名前なのだ、と強く自覚するわけです。

私自身は、ある時まであまり自分の名前がピンとこない、名前に対して自己同一性を感じることの少ない子だったと思うのですが、生きてゆくうちにいくつかのきっかけから、やはりこの度この世に生まれてきた自分には、この名前がつけられていて、その名前で他者に呼んでもらうことで、相手に対する自分の存在を確認することになるんだなあ、としみじみ感じるようになりました。

……漢字は表意文字なだけに、ほかの文字よりも、そういう運命めいたものをはるかに感じやすいと思います。
そんなことを、たまたま二つの少年漫画からひしひしと感じたひとときでした。