“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

今日受けた常用漢字の質問~ここ数日は小さい復習ばかりで新しい記憶がない~

2009-07-31 21:02:42 | 日記
今日、職場の同僚から、
「『見学に行くといいよ~などとすすめる』のようなときは、『勧める』と『薦める』どっちを使えばいいのか」
という質問を受けました。その人は見学先を推奨する意識が強く、「薦める」だと思っていたらしいのですが、それは行動を促すことだから「勧める」でしょう、と答えました。
しろねこは一応自力で答えてから、自信があっても必ず辞書で確認しますが、今回は正しかったようなのでよかったです。
1級を持っていると、周囲からは漢字を知っているように見られますが、結構常用漢字を忘れているので、この手の質問は恐ろしいです(;^_^A

目標点まであと1点!!

2009-07-28 23:54:13 | 日記
希望の郵便局に転送してもらっていた合格証書を、今日やっと受け取りました。
得点は169点。自己ベストですが、目標の170点にあと1点及ばず(>_<)
この日記の開始日にした自己採の、低いほうの見込み点と同じでした。心配していた「僻陬」は○でしたが、かわりにどこかが違っていたらしい。見直しは休日にでもするとします。とにかく、今回難易度は低かったと思うので、170未満なのは少し情けない。次回も頑張らねば。
今日は「黄槿(ハマボウ)」と「黄檗(キハダ)」の違いを再認識。「紫参」の読みがやっと身についてきました。「ハルトラノオ」が先に出て、「チチノハグサ」は出にくいですが…。

文字と色彩のイメージ

2009-07-27 00:03:09 | 日記
土曜はお休みで、2日間ほぼ寝た切りで養生してました。漢字も仕事も一切ストップし、ベッドでM・ジャクソン、ピンク・フロイド、フレディ・マーキュリーのライブDVDを見ていると、画面の色彩が美しくて心が癒されます。
某予備校の先生が、
「漢文で出てくる特殊な漢字は、美しい模様として2~300個教えてあげると、生徒は常用漢字にもすんなり入ってゆけます」
と言っていましたが、美しい色彩を見る感動は、美しい模様である漢字を見る感動と少なからず似ています。
しろねこが浮かべる特殊文字の代表は、「佩(ハイ)」「緲(ビョウ)」「纜(ラン)」「鴆(チン)」等々。特殊な文字には、美しい色のイメージがあります。

「罹」と「羅」が別字だと認識できるようになったときのこと

2009-07-24 23:21:33 | 日記
今日が風邪の峠でした。昼間一時期殆ど声が出ず、職場の人々もやや驚き気味の表情。
そんな訳で、「罹患」の苦しみを久々に味わいましたが、「罹患」は、何回目かの漢検受検の直後、丁度漢字の記憶が整備されたての時、不意に職場の上司から尋ねられた語です(1級を持っていると言うと、よく漢字の使い方について尋ねられるようになります)。
「『リカン』の『罹』って、『羅』とは違う字だよね?こうだよね?(と字を書いてみせる上司)」
多分この日より数日前に同じことを聞かれていたら、「はい」と即答できてなかっただろうなあ。
勉強が役立つ瞬間!気持ちが良いです。

準1級で印象的な語 「虧盈」

2009-07-23 09:15:07 | 日記
昨夜は珍しく19時に退社し(いつもは20時半~21時過ぎ)、風邪で寝込んでました(-_-)
友人の教え子が、中2で準1級に合格したそうな。再挑戦で点数はギリギリらしいですが、やはりたいしたものだと言えるでしょう。
しろねこは中学の頃、寧ろ漢字は苦手なほうでした。教科書で習った魯迅の「故郷」で新出漢字がいきなり沢山出て、「漏」や「履」の区別がつかないまま定期試験に臨んだ記憶があります。
そんなしろねこが準1級の勉強で実感が湧いたのが、「虧盈」という語。「虧」=「欠ける」「盈」=「満ちる」で、(月などの)満ち欠けのこと。日常使いませんが、字形が面白い字です。