“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

平成30年が終わります。

2018-12-31 23:53:44 | 日記
こんばんは。

平成30年も残りあと僅かになりました。
今年は、殆ど記事を出せませんでしたが、仕事に専念する傍ら、言葉に関係あるもの無いもの問わず、好きなもの、心の赴くものに比較的素直に向かえた一年だったと思います。また、とにかく様々な文章添削に追われた分、生徒や卒業生とも活発にやりとりできました。以下、個人的なことばかりですが、思い出深い主な事柄を振り返ってみます。

1月
・雑誌懸賞で、全国で2人しか当たらない夏目友人帳ニャンコ先生巨大ぬいぐるみが当たり、我が家の一員になる。
・『雨かんむり漢字読本』購入。
・中学生のときから診ていただいていた歯医者さんが亡くなっていたと知る。
・漢文検定初導入。寺子屋編論語上級受検。

2月
・29-3漢検受検。

3月
・『雨かんむり漢字読本』を読む。
・転校する生徒を送り出す。帰りに喫茶店で、ICU勤務の卒業生に遭遇。その直後、『図書』円満字さんの文章を読む。

4月
・ビーズショップの講習会で、レジンアクセサリーを初めて自分で作る(私の担当する生徒はよく作って時々くれたりするので、自分もしっかり作れるようになりたかった)。
・しろねこが新任のとき教えた卒業生から紹介され、『わかったつもり 読解力がつかない本当の理由』西林克彦(2005年9月20日初版1刷発行、2017年9月5日26刷発行)を読む。
・同僚の悩みのために、『従順という心の病い――私たちはすでに従順になっている』アルノ・グリューン、村椿嘉信 訳(ヨベル、2016年11月1日初版発行)を読み、いろいろ再認識する。

5月
・生徒が貸してくれた、阿辻先生『故事・ことわざ・四字熟語 教養が試される100話』(青春文庫、2017年7月20日第1刷)を読む。
・偶然よそで観た深夜BS、マイリンスキーのバレエ「バフチサライの泉」に感銘を受ける(うちにはTVを置いていない)。

6月
・研修旅行引率で、新しくなった漢検ミュージアムに40分ほど立ち寄る。
・30-1漢検受検。
・偶然よそで観た深夜BS、イギリスナショナルバレエ団の『ジゼル』に感銘を受ける。
・少年の主張地区大会出場生徒の指導に尽力(翌月優秀賞入賞)。

7月
・松本大洋『ルーブルの猫』上下を読む。大島弓子『綿の国星』で育った私としては、ついつい観察してしまうタッチ。
・卒業生の某文藝学部AO入試対策の添削を手伝い始める。
・翌月の地元の祭り参加のために、生徒と奔走。
・オープンキャンパス引率で、今年度で退官の恩師にお会いし、いろいろと気持ちがほっとする。

8月
・生徒と地元の祭り参加。
・ずっととっておいていた、『ひねくれ古典 列子を読む』を読む。列子のダイジェスト版も読む。
・担任しているクラスの生徒たちが行事のために描いていた絵が、非常にいい形で完成する。
・翌月にかけて、作文添削三昧。

9月
・漢字文化研究所連続講座最終回に参加。
・翌月にかけて、地区弁論大会出場生徒の指導に尽力(翌月県出場決定)。
・劇場版夏目友人帳を観る。夏目のアニメ自体観たのは初めて。ニャンコ先生の声が、生前の塩沢兼人さん(クレヨンしんちゃんのぶりぶりざえもん他多数)と対談することもあった井上和彦さんなのもうれしい。

10月
・みんなで応援していた卒業生がAO入試に合格。
・30-2漢検受検。
・『四字熟語ときあかし辞典』購入。
・文化祭のための小説添削が続く。自分も作品製作の日々。結果的に、担当展示は準備片付けともにメンバー生徒のお蔭でうまく行く。
・文化祭 陰陽道の占いコーナーで、あることを生徒に占ってもらったところ、2年前に別の生徒に同じことを占ってもらったときと全く同じ結果が出て、運命を感じる。因みに昨年は占ってもらっていない。結果は現実的に最も納得できる内容でもあった。
・文化祭のバザーで見つけた、『老子・荘子の言葉100選』境野勝悟(三笠書房 知的生きかた文庫、2008年3月10日第1刷発行、2008年3月25日第2刷発行)を読む。
・翌月の県弁論大会出場生徒の指導に尽力。
・翌月の地元の市民文化祭への生徒展示の準備に奔走。自分も作品製作の日々。

11月
・市民文化祭の展示成功。
・この春卒業した卒業生(前月占いの件で、2年前に今年と同じ結果を占ってくれた生徒)と会い、楽しい時間を過ごす。3年前、異動で高一まで担当していた学年を離れた際、最も別れを惜しんだ生徒の一人。
・この春退職した、長く一緒に勤めてきた元同僚と久々に再会。慌ただしかった現役時代に話せなかった話ができた。
・『故事成語を知る辞典』購入(年内で半分近く読む)。
・ずっと行きたかった、山形の山交ビル側にあるTsuki Cafeに初めて入り、無花果タルト(のクリーム)が美味しすぎて感動する。後日、このクリームはこのお店のおねえさんが作っていたことを知る。

12月
・ドストエフスキーの『罪と罰』を、ドストエフスキーの年譜も含め、やっときちんと読む。卒業生からの、ある依頼に応じて読んた形。
・『ほんやのねこ』ヒグチユウコ(白泉社、2018年11月21日初版発行)を読む。ヒグチさんの絵は2年ほど前から好きだったものの、購入は初めて。雑誌MOE1月号の特集も読む。そのあとに藤城清治さんのことが載っていたのもうれしい。
・『猫と庄造と二人のおんな』谷崎潤一郎(昭和26年8月25日発行、平成24年6月25日74刷改版、平成29年10月15日78刷)を読む。帰る家がないような身の置きどころの無さに共感。猫の存在は偉大だ。
・円満字さんのWikipediaが、遂に出来ているのを発見。今後、どう追加されていくか、注目されるところ。
・とある書道の先生の指導を拝見する機会があったのだが、子どもの向かい側から子どもの持つ筆を支え、かなりの精密さで書いて指導するのを目にして、たまげる。先生が逆さまから書けるのは、バックしながらスキーを教えているインストラクターさんに近い。
・4月に読んだ、『わかったつもり 読解力がつかない本当の理由』を紹介してくれた卒業生と、そのお母さんと再会。いろいろな話に花が咲く。

今年のことを糧に、来年も大切に生きようと思います。

夏に叔父が永眠したので、新年のご挨拶を控えさせていただきます。今年お世話になったすべての皆さまに、感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。