“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

30-3 自己採点+5点

2019-03-03 21:10:40 | 日記
こんばんは。今日は桃の節句ですね。しろねこの地域も、身の縮まるような寒さはもう感じられない日々が続いています。

漢検30-3は自己採点で130点でしたが、先日朔日のWeb合否通知サービスでは、「合格まであと25点」でした。5点分、何だったのだろう。
秋は自己採点や結果へのアクセスにすら取りかかれない取り込みぶりだったので、今のほうが点数はひどいですが見方によってはまだましな状況です。

現在卒業式までの諸準備に忙殺されていますが、結果郵送の頃は卒業した子達が高校への接続授業・卒業旅行準備のため登校している世話をしながら指導要録作成他諸々のことに追われている筈です。新入生の受け入れのため中旬は日曜日もありませんが体を壊さないギリギリのところで頑張ります。

漢字にほぼ関係ない話〜映画翔んで埼玉〜

2019-03-01 01:40:24 | 日記
こんばんは。
この映画は、埼玉県でどのくらい宣伝されていてどのくらいの興業収入になるのか、東北人には見当がつきませんが、漢検受検者の埼玉県民率は高く、東京・神奈川の皆さんも大勢いらっしゃるので、中にはこの映画を地元愛をもってご覧になった(なろうとしている)方もいらっしゃるかも? というだけの理由で、こちらにこの記事を残します。埼玉、東京、神奈川からお話は始まりますが、原作にない千葉が不可欠な役割を果たしています。群馬、茨城も鍵を握っています。

短い2月が終わりを迎えた今、卒業学年に対して年度末の仕事が山積みなしろねこ。押し寄せる数々の締め切りの波と職場でしかできないPCでの情報処理を考え合わせると、休みの日も自主出勤せざるをえない状態が3月中旬までは続く見込みです。

そんな中、あまりに息つく暇がないので意地でも遊んでやろうと思い立ち、先週の土曜日に気の合う職場の後輩を誘い、ふらっと勤務地の映画館に行って、『翔んで埼玉』を観てきました。そのときは2人とも試験作成真っ只中で、休みの日にもかかわらず作問+雑務で出勤していたので、2時間だけ気分転換してこよう!と朝職場で待ち合わせ、観終わるとまた昼の職場に戻り、何事も無かったかのように再び仕事に取りかかった、というわけです。

幼稚園児のときから魔夜峰央『パタリロ!』で育ったしろねこは、『翔んで埼玉』の原作も読んではいたのですが、映画が公開されるのを知ったのは、約2週間前たまたま街中で目にしたパンフレットがきっかけでした。『パタリロ!』は昨年100巻が出て実に久々に購入し、『婦人公論』で魔夜峰央父娘の対談があったのも人から教えてもらって入手していながら、全く時間がなくてどちらも全然読めておらず、直前まで映画に気づかなかったのです。さらに百美(ももみ)役が初の男役に挑戦した二階堂ふみさん! これは観るしかない、と出掛けました。

15年間いまの職場に勤務していますが、勤務地の映画館に入ったのはなんと初めて! いつも生徒たちが観に行っているのはここなのか〜、と改めて映画館特有の空気を吸い込みながら待ち時間を過ごしました。

魔夜さんの作品はBLの話が多いのだけれど『パタリロ!』でもマライヒに赤ちゃんができちゃうし、一般的なBLをもはや超越してます。それと『翔んで埼玉』の原作は未完の作品なのですが、原作にない展開が映画で加わり、実におもしろく楽しめました。

特にすごいなと思ったのが、終盤あれだけの人が都庁に押し寄せるシーンを、CGでなく実際3日間都庁前の道路を封鎖し、撮影できたという点です。迫害を受けたさいたま分子が壮大な闘いを経て繁殖し、全国を埋め尽くすこのお話、たとえば大阪の人たちなら、どういう見方をするのだろう? などということが気になりました。

また、魔夜さんワールドを再現するために、実力のある人たちが人物デザインや衣装、メイク、美術に尽力していて、キャストも美を極めた人が多くて、現場が真剣に楽しんでいる感じが伝わってきました。多忙な中にも、後輩と笑いを共有しながら観ることができて、思い出の一本になったので、よかったです。

さて、朝には30-3のWeb通知サービスが開始されます。自己採点は惨憺たる結果でしたが、自己採点と正式な点数との差を、まずは確認したいと思います。

では、お休みなさい。