“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

これから段段と…

2018-01-27 14:10:33 | 日記
こんにちは。
29-3まで、あと1週間です。今日はそれとは全く別のことで、少々。

中学のときからしろねこが長年診ていただいていた歯科の先生が、昨年亡くなっていたことを知りました。病院も、閉じてしまっていました。
今の土地に小学校卒業後に越してきて以来、しろねこは歯科では、この先生以外のところへ行ったことがありません。

寡黙な先生で、障害をもつ子どもの歯の治療がご専門であったらしく、個人としての交流はなくとも、毎年お年賀状も病院からいただいていたのですが、今年は喪中かな、と思っていたところ、まさかのご本人とは……。思わず、涙ぐんでしまいました。
現在に至るまで、自分がどんな境遇の時も診ていただいていたので、その経緯をも見守っていただいていたようなところのある存在を亡くしてしまったと知り、索漠とした気持ちに襲われてしまったのだと思います。いつかは来る日だと知りながらも、自分はなんの覚悟もできていませんでした。

治療や検診のとき以外を知らない人の場合でさえこのようなので、ましてや、より親しい人のときには、自分はどうなってしまうのだろうと思います。先生は友達とは異なる存在ですが、「晨星落落」だとか「誰をかもしる人にせむ高砂の松も昔の友ならなくに」だとか、それらに類する誰彼のエピソードが次々と思い浮かんできて、これから段段と、そういうことが自分の身にも増えていくのかと思い知らされた気がしました。
次の歯科医さんを探す気には、暫くなれないかもしれません。とりあえず現状維持で、これまで先生が治してくださった歯を、自分の齢も噛み締めつつ、大切に使いたいと思います。

――冒頭の画像は、昨夜帰りの勤務地の通勤路を、帰る方向から振り返ったもの。この先に、たまに拙ブログに登場する柳ちゃんが立っています。すっかり道路が見えなくなる高さで踏み固められ、またその上から降るといった具合。もちろん、もっと降る地域の方々からすれば、こんなものは序の口ですよね。
でも、今年は廊下に出たときの冷え込みが、例年よりきついように感じます。風邪も年明け早々ひいてしまったし。
先日は、新幹線の降車時にしろねこの並んだところのドアだけ凍って開かず、引き戸のように引いたところ、はがれて通常のように開いていき、ちょっと驚きました。

これまで何人か、恩師や教え子を亡くしてきましたが、今回のような心境は初めてでした。運命的にも、何かの節目に来つつあるのかもしれません。無抵抗になるところ、立ち向かうところを、それぞれよく考えながら生きていきたいと思います。

本年も宜しくお願い申し上げます。

2018-01-08 00:33:12 | 日記
こんばんは。

昨年、拙ブログを訪れてくださった皆様、まことに有難うございました。更新がかなりスローペースな上に、かなり個人的な感覚の内容ばかりですが、本年も、何卒宜しくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

しろねこの仕事はじめは4日でした。写真は数日前、5日の出勤時(6:20頃)にバス停に立ったときの、明け方の空。冬至から半月ほど経ったので、少しは明るくなりましたが、それでも、まだまだ「曉闇」と呼べる暗さで、真珠のような月の光と相俟って、この一面の群青にはとても癒されました。これから出勤時がどんどん明るくなってくるのは、ちょっと淋しい気もします。

この1月は、職場で国語科主体の取り組みがいくつかあり、その準備や実施をこなしつつ、個人の勉強もしていきます。またいろいろと頑張って、ご報告もしていけたら、と思います。