“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

年が明けての近況

2021-01-22 08:55:40 | 日記
今年も宜しくお願い申し上げます。
相変わらずガラケーで日々を過ごしておりまして、こちらにアップできる機会は限られている現状が続いております。

昨日、hontoからお知らせがありました。
円満字二郎さんの新刊が、2月19日発売予定!!
その名も、『難読漢字の奥義書』。
私は自分の思うこととして「垂涎もの」という表現を使ったことは恐らくないのですが、これはまさに垂涎ものです!
円満字さんが昨年なさったいくつかのリモート等でのご講義は、
年中ほぼ無休、曜日関係なしのしろねこの仕事環境では申し込むことが叶わず、
その中で、とりわけ自分のわくわく度が高い難読漢字のお話をなさるという情報を拝見しては、いいなあ、と思っていたのでした。
そのご講義の内容がどれほど含まれているかは分かりませんが、拝読するのがとても楽しみです!!
そして発売日が、次回漢検受検日の後でよかったです笑。多分、勉強そっちのけで食い入るように紙面を見つめてしまうので・・・。

前回の隣県受検での1級の結果は惨憺たるもので、129点でした。ついに130点代を切ってしまった・・・
その後、昨年末までは辞典の1日あたりの勉強量を割り出して、実践できるかやろうとしてみたのですが、
驚くほど後回しになってできませんでした。
具体的に勉強量を割り出したことで見えた現実がたくさんありました。
隙間時間は皆無ではないものの、本業にかけているか、興味関心の持ち方・気分転換の仕方も本業に関連するものがほとんどで、
実際、漢検の勉強に直結する生活サイクルになっていないという自覚だけはできた次第です。
(寧ろ今までしてなかったんかい、という突っ込みがあって然るべきなのでしょうが)
この感染予防対策前提のご時世で、ただでさえ人との距離の取り方が限られる中で、
少子化が続く上、自分の勤務先が私立であることなども考えると、
どうしても生徒の気持ちをつなげたい、引き留めたいという欲が出て来て、
彼らの成績の現状も相俟って、あれもこれもと動いてしまうのですが、
ほかの大事なことをいろいろ疎かにしているのでしょう。
個人の生活では人間的に、自分は大いに問題ありなのだろうな・・・と思いそうになることもよくありますが、
外で他人と接していると、そういうことは全部、一時的にごまかせてしまうんですよね。
自分は既にまともではないのに、まだ大丈夫だと思っているだけなのかもしれません。
とはいえ、立ち止まるわけでもなく、淡々と働いていて、自分の周辺が円滑に回る努力をしています。
言葉を深く勉強しようとする自分と、人間的な部分が欠けていながらそれを拱手傍観している自分がいて、
それらが乖離して、どんどん最低な人間になっている筈なのに、それに対して自分で無感覚でいるような状態なので、
そのうち痛みや苦しみが芽生えてくるであろう日が来るのが、漠然と怖いです。
大体そういうときは、反省しても救いを求めても、もう遅いので。
でもすべて今の悪化要素をやめてしまう勇気も、自分は持ち合わせていないので、
この、自分に対しても周りに対しても狡くて図々しい現状は続きそうです。
決して読者の皆さまにお見せして気持ちのよい自分ではないのですが、
多分これ以降も人生の終わりまで、こういう自分と、多少は浄化された自分が交互に訪れるのでしょうね。

というわけで、非人間的なところのある自分が、それを改めようとしないまま、
人間が生み出した言葉や、それを生み出した背景を理解しようとするという罪悪感を常にぼんやりと感じながら、
明るくも暗くもない一日一日を、一歩一歩進んでいる次第です。