“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

23-3受検しました。

2012-01-30 02:01:18 | 日記
こんばんは。
23-3受検して参りました。
受検なさった皆様お疲れ様でした。

しろねこの場合は
大問二の書き取りを少々と、
文章題書き取りと諺がまたもや勉強不足で浮かばないものが多かったです。

自己採点はいつものとおり
解答基準が届いてからのつもりですが、
甚だ心配です。
受かったとしてもすれすれに違いありません。
というか、受かる期待をしてよいのか…

前々回・前回に比べれば
無理矢理でも勉強準備の出来た方である今回でした。
勉強したところはお陰で書けたと思います。
が、そろそろ出ると警戒していた十干十二支が遂に出て、
当日の朝音読みを調べたのにも関わらず記憶力不足で「戌」を読めなかったのが口惜しい限りでした。

各方面、準備が出来かけの状態での受検でした(何時もの事といえばそれまでですが(笑))。

出来かけと言えば思い出すのが、
アンデルセン童話に「白鳥の王子」というお話があり、
簡単に説明すると、
魔女によって白鳥にされた11人の王子を元に戻すため、姫が無言で(一言でも口を開くと王子達は命を亡くします)イラクサ(刺が沢山ある植物)の帷子を編んで着せかけるというストーリーです。

しろねこが幼少時に読んだ本でのケースは、
11人目の王子の帷子だけ出来かけであったため(姫は魔女に仕組まれて処刑されかけ、その処刑されそうなギリギリまで帷子を作っていました)、
片腕だけ白鳥の翼のままだった、という展開でした。
それを読んだしろねこは、子供心に
出来かけでも11人目の王子に着せかけないよりは余程よかったに違いないが、
その片腕はこれから先どうなるのか??
と悩んだものです。

しろねこが本番直前まで
ダメ元でも勉強を粘ろうとするのは、
この童話が多少影響しているかも、と考えたりした1日でした。

帰宅して一息ついた後、疲れていないようでもやはり爆睡してしまいましたね。

さあ、明日からまた仕事です。
今年受験生になる学年の子たちの残りの模試対策と、
三者面談の準備をします!

今回の各方面の出来かけの勉強は、24-1受検に向けて継続していきます。

あと1週間

2012-01-23 00:09:53 | 日記
検定が迫ってきました。
来週の今頃はもう検定が終わっているのです。

しろねこのところは、
21日土曜日に受検票が届きました。
(漢検ジャーナルはその数日前に届きました。)
今度の受検会場は、今まで行ったことの無い初めての場所です。

対策の方は、なかなか計画していたことが進まず、焦りそうになりながらも、無理はせずに勉強しています。
今は諺の書き取りの復習が終わり、これから大問一の読みの復習に入ります。それが終われば、残る復習は文章題だけです。
合間に熟字訓と四字熟語メンテナンスを、かなり気長なペースでですが、しています。
四字熟語メンテナンスはやはり「あ」行から始めて一向に終わる気配がなく、複数回の検定に跨ることになると悟ったので、
一時的に簡単対策に切り替えています。
その他、当たり前の事前チェックを思いつくだけ思いつき、
検定まで間に合わないと思う前に、できるチェックをしていきたいと思います。

前回難しかったこともあり、きっと全国的に皆さん勉強に力を入れていらっしゃることでしょう。

では、おやすみなさい。

また1つ覚えた…?

2012-01-15 20:35:13 | 日記
こんばんは。
皆様お元気でお過ごしでしょうか。
しろねこの地域では毎日身を切るような寒さが続いております。

しろねこの職場の受験生たちも、
いよいよセンター試験に旅立っていきました。
こちら側としては毎年のことながら、
これから約1~2ヶ月が本当の戦いとなるわけです。

なかなか記事を更新できない毎日ですが、
更新どころか勉強も、
また隙間時間でしがみつくように数問解く毎日。

しろねこが現在担当している学年は、
中位層が極端に薄く、
下位層がものすごく分厚く、
入学以来なかなか成績が伸びず、
対策に奔走しつつも毎回不安。
また数日後に迫る模試前の課題添削ラッシュ真っ只中です。

うちに入ってくる生徒の入試業務にも神経を使っています。
入試の種類ごとに秋に作った問題(しろねこの担当は2種類)を、印刷業者さんと数回打ち合わせしながら校正していきますが、
流石に最終校正を終えて、「校了」のサインをするときには緊張します(一応2つともしろねこが責任者)。


で、本題はとても些細なことですが、
「糶糴」
の読みを、最近やっと恒常的に記憶できたようで、
それが近頃の進歩の一つです。
字の中にそれぞれ「出」と「入」があるので、
訓読みの「うる」と「かう」は容易に記憶できる反面、
音読み「ちょうてき」の「てき」がなかなか覚えられなかったんですよね。

同じケースに、「醯醢(けいかい)」などがあります。
ビギナー当時、成美堂の問題集で見て、心折れそうになった熟語の一つでした(笑)

待てば海路の日和ありで、いつかどうにかなることもあるようです。

検定まであと2週間、
心配ですが頑張ります。

漢字というより言葉のお話ですが

2012-01-04 19:13:48 | 日記
今日は漢字というより言葉のお話です。

日本語検定キャラクター「にほごん」が大好きなしろねこ。
「にほごん」に会いたくなって日本語検定HPを久々に拝見したのですが、
そのコンテンツの一つ
「その日本語、相手を不快にします」という
マンスリーコラムを拝読しました。
日本語検定委員会研究主幹の川本信幹氏が執筆なさっています。
現在その24まで出ています。
(一つ言わせていただくと、
「不快な」という強めの言い回しは、しろねこには多少抵抗があるのですが、世代の問題なんでしょうか…それともやはりしろねこの甘さ?!)

その19「いただけない『会社の住所』」、
その9「大丈夫だけでは大丈夫ではない」、
その5「弁当代を回収とはこれいかに」
その4「『的』の多用は語彙不足の象徴」
(最新の記事ほど後の番号になっています)

に特に感銘を受けました。

19と5については、「所在地」や「回収」という言葉の定義に目から鱗の思いでした。
日本語をそこまで正確に使おうと意識している人はどれ程いるのでしょう。
9は、以前しろねこが、若い人が使う「オッケーです」について抱いた違和感に近いものを感じました。
4は、「的」の分析そのものよりも、「ぼく/わたし」、「気持ち的に理解できる」などの表現に見られる
社内の上下関係の意識の表れに対する分析に、身の引き締まる思いがしました。

その程度の日本語のぶれや不正確さ・不適切さは気にしないという人が、
しろねこも含めてしろねこの周囲の殆どだと思いますが、
ありきたりの敬語マナーや文法の知識だけでは解決できない、
人格や信用にかかわる重要な部分が、
やはり言葉には顕著に表れてくるのだと改めて思いました。

しろねこも気持ちの箍の緩みが言葉にうっかり出ることのないように、まだまだ襟を正して言葉に臨む必要がありそうです。

謹賀新年

2012-01-03 19:33:21 | 日記
こんばんは。

年明けのご挨拶が遅くなりましたが、
読者の皆様には旧年中も大変お世話になりました。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
今年が皆様にとりまして
よい年でありますよう、
心よりお祈り申し上げます。

12月29日~1月3日迄の休暇のうち、
約3分の1は、年賀状の作成に、
別の約3分の1は、テレビ番組視聴と家族との外出に、
あとの3分の1は、漢字学習に費やしました。
漢字学習は、過去問のうち4分野の総復習と、四字熟語のメンテナンスに費やしました。
仕事が明日から始まれば、
受検日まではあっという間だと思われますが、
最後迄出来る準備を頑張りたいと思います。

今年も漢字に打ち込む気持ちを絶やさずに、
読者の方々や全国の受検者の方々と切磋琢磨していければと思います。