“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

雪!

2017-12-27 07:39:08 | 日記
おはようございます。今日の勤務地は、終日氷点下のようです。雪も積もってるし、足元に注意が必要です。通勤電車の車窓から見るに、相当吹雪いてましたが、歩いてみたらもう、すぐにコートやバッグに積もる始末。寒い〜。

クリスマスも過ぎ、しろねこは28日が一応の仕事納め。2年前まで担当していた生徒たちが今まさに受験生で、30日まで強化合宿なので、陰ながら応援する日々です。

ところでしろねこは、手芸する人と小説を書く人と図画工作系が好きな人の面倒をまとめて見るようなクラブを担当しています。先日は合作で小説を書こうという人たちがキャラ設定について、ああでもない、こうでもない、と延々議論するなか、一人が頻りに「その骨付きが、」「骨付きが〜」と言い出すので、

――何故いまフライドチキンの話……?

とみんな怪訝に思った矢先、それは実は、「顔付き」や「体付き」と同様の意味で話していることが判明! 一同思わず吹き出してしまったのでした。こういうとき、日本語っておもしろいですよね〜。
因みにスーパー大辞林3.0では、「顔付き」は「感情を反映した顔の様子。」とあり、「体付き」は「体の形。背丈や肉付き。」とある。顔付きは、単なる顔の形というのではなくて、感情による変化も視野に入れてるんですね! 言われてみれば確かにそうなのですが、あまり厳密に意識していませんでした。

そんな一見のどかな日常もあることはあるしろねこですが、お陰さまで気がかりだった29-3も無事受検できることになりました。ただ、これまで以上に当日の不在に備えた周りへの引き継ぎを入念にするよう命じられたので、仕事は増えましたがきちんとしたいと思います。

さて、12月7日のことなのでだいぶ経ってしまいましたが、hontoから、来月円満字さんの新刊が出るというお知らせがありました!

雨かんむり漢字読本
円満字二郎(著)
税込価格:1,512円
草思社
発売日:2018年1月18日

ただしタイトルは、「(仮)」となっているサイトもあり、本当にこのままかどうかは不明です。
タイトルから推測するに、以前の連載「雨の漢字の物語」がもとになっているのかとも思うのですが、今から楽しみです。
――それと、今月19日に発売された『漢字一番』の円満字さんのコラムは、雪に因んだ四字熟語のお話だったのですが、29-2に続いて、そこにも「雪魄氷姿」の紹介がありました!

このようなことに励まされつつ、年末の後始末をして、希望を新たに新年を迎えたいです。

遅ればせながら、29-2 自己採点と正式結果。

2017-12-19 20:13:47 | 日記
こんばんは。

2017年もあと10日余りとは、しろねことしてはなかなかに信じ難い事実でありますが、皆様も慌ただしいこの年末を、お元気でお過ごしでしょうか。しろねこの勤務地は、冷え込みがきついです。

今年しろねこは、「記事が書けない」どころの騒ぎじゃない、昨年とはまた違った意味で、気を抜けない、気苦労の多い(自分で言うな!笑)一年でしたが、あと10日あまり、気を抜かず気力を無くさずに過ごしていきたいと思います。

さて、ずっと手つかずになっていた漢検1級29-2の自己採点をざっとしてみたところ、144点でしたが、前回の記事でお伝えしたとおり、正式な結果は「合格まであと18点」、すなわち142点でしたので、−2点の誤差があったということになります。
分野別の得点と誤差の詳細は、以下のとおりです。

■29-2 結果■
(一)読み
音読み 14/20【誤差+1】
訓読み 7/10【誤差+1】
(二)書き取り 28/40【誤差−2】
(三)語選択書き取り 4/10【誤差+2】
(四)四字熟語
問1:書き取り 14/20
問2:意味と読み 8/10
(五)熟字訓・当て字 8/10
(六)熟語・一字訓読み 9/10
(七)対義語・類義語
対義語 8/10【誤差−2】
類義語 4/10【誤差−2】
(八)故事・諺 16/20
(九)文章題
書き取り 12/20
読み 10/10

合計 142点【誤差−2】

☆☆☆誤差の内容☆☆☆

◆(一)音読み4
問題:「鷽鳩」
標準解答:「がくきゅう・かくきゅう」
しろねこ:「かっきゅう」で正解。

◆(一)訓読み26
問題:「甚く」
標準解答:「いた」
しろねこ:問題用紙余白の走り書きで、送り仮名「く」まで入れていたのではと思って加点せずにいたら、実際はちゃんと書けていたらしく、+2。

◆(二)書き取り18
問題:髪に藤の房を「カザ」した。
標準解答:「挿頭・簪」
しろねこ:余白の走り書きから、悩んだ挙げ句、「頭挿」で書いたと思われる。

◆(三)語選択書き取り1
問題:「水が漲り逆巻くさま」という意味から「ほうはい」を選択して漢字に直す
標準解答:「澎湃」
しろねこ:余白の走り書きで、「湃」の字形が誤っているかと見えて加点しなかったが、正解していた。

◆(七)対義語3
問題:「料峭」の対義語ということから「わく」を選択して漢字に直す
標準解答:「和煦」
しろねこ:余白の走り書きではどう見ても正解なのだが、正式結果は×。まさか「句」の部分を「旬」にしたとか? 謎。

◆(七)類義語6
問題:「頡頏」の類義語ということから「ひっちゅう」を選択して漢字に直す
標準解答:「匹儔」
しろねこ:これも、余白の走り書きではどう見ても正解なのだが、正式結果は×。「壽」のどこかを書き忘れたか…!? 謎。

――画像は恥を忍んで載せましたけど、自慢できるのは、文章題の読みだけ笑。書けるとこは書けてるけど、頭働いてないところは、まったく書けてない……これじゃいけませんね。
ですが、受検当日の報告にも書いたとおり、いつもより個人的に気に入っている語が出題されていたのは、とても嬉しかったです。「雪魄氷姿」、「戞然」、あとは「烏滸」。そういった意味では、思い出深い一回だったし、やはり本来出勤日で受検できなかったよりは、できてよかったです。

次回29-3のための休みは、現在交渉中です。昨年同じ行事の日に同じ理由で休みを取ったときにも書きましたが、今の教頭先生になってから、簡単にお許しをいただけない雰囲気なのでギリギリまで交渉しなかったのですが、校長先生が修学旅行引率のため長く学校を空けたりしていて打診が本当にギリギリになり、もうすぐ申し込み締切りが来てしまうので、明日には確実に結論を伺おうと思います。

では、また。