久々に国宝検定学習用の日本の国宝シリーズ。これ、毎週送られてくるため、すぐ溜まってしまう。今回はvol.20とvol.21を書く。vol.20は、東大寺の大仏と平家納経だ。大仏は言わずと知れた奈良の東大寺大仏。これはみなよく知ってるからあんまり書かない。しかし、奈良時代にまあ、バカでかいものを作ったものだ。カネも人出でも、ずいぶんかかっただろう。それを可能にしたのだから、当時の天皇家、朝廷は充実していたんだろう。
平家納経。これもどこかの国宝展で観たことがある。金ピカのお経だ。このお経、「装飾経」と言って平安時代の貴族に流行ったそうだ。それも平清盛一門のものだ。厳島神社に奉納されている。33巻と結構か数がある。お経もそうだが、当時の貴族の絵も人気がある所以だ。女性も極楽に連れてってくれる「女人成仏」というので当時貴族女性にも人気があったそうだ。
vol.21は、迎賓館。赤坂の迎賓館も国宝だったのか。ここはまだ入ったことがない、外から見ただけだ。見学ツアーもやっていたと思う。一度行って観ないと。元は大正天皇の住居として建てられた赤坂離宮。これが改装されて迎賓館になったものだ。2009年に国宝指定されたから、国宝としてはまだ新しい。「花鳥の間」という大広間があって、ここで外国要人の公式晩さん会が開かれる。テレビで報道されるのもここらしい。
もう一つの国宝は、風信帖。これは知らなかった、空海が最澄にあてた書状だ。東寺の御影堂にある。東寺は何度も行っているが知らなかった。今度観てみよう。字の美しさ、私はわからん。でも弘法報筆を選ばず、弘法も筆の誤りなどの格言がある、あの弘法の文字である。きっとうまいんだろう。
この当時、手紙は使者が持って来た。それを受け取って、その場で返事を書いて使者に持たせる。だからこの手紙にも「いただいた手紙はこれから読む」といった表現が出てくる。最澄からの手紙の返信に、空海は「風のごときお便りを開いて読むと、雲や霧が晴れる思いがします」という格調高い句、書き出しが「風信雲書」から風信帖という。