あらゆる単位と重要原理・法則集―長さ,面積,体積,重さ,時間,熱量… (ニュートンムック Newton別冊) | |
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ニュートンプレス |
別冊ニュートンムックのこの本、表紙や中がカラーで絵が多いため、2300円とちと高いが購入。ザッと読む。あらゆる単位と重要原理・法則が書かれている。
その中で、エントロピーに関する記述に注目。エントロピー増大の法則とはこんな式で表される。
ΔS≧0
この説明が難しい。本書では、エントロピーでは「偏りのなさ」を表し、増大の法則とは、「偏りのない状態へ向かうしかないこと」とされている。
う~む、これはわかりやすい。ガス主任講座でも基礎理論でエントロピーが出てきてこの説明に苦心しているが、これならすっきり、説明できる。二、三冊、本を読んでわかりやすい説明がないか探していたが、これならわかる。
エントロピー増大の法則によると、ものごとは偏った状態には変化しないはずだ。しかし、時々部分的に偏る。しかし全体としてはエントロピーは増大している。本書の例だと、熱いコーヒーを入れた。この状態はコーヒーとその周りの空気は偏っている。やがて覚めると、コーヒーも空気も同じ温度になる。すなわちエントロピーは増大しているのだ。
科学って難しいから、こんなカラーで絵の多いものに興味をそそられて読むようになる。