みなさんは、シリウスという星をご存じでしょうか。
冬の代表的な星座であるおおいぬ座に位置し、星座を形作っている星の中で最も
明るい星(-1.5等)です。
実は、シリウスは2つの星がお互いの周りを回りあっているタイプ(連星)で、
肉眼で明るく輝いて見える「シリウスA」と肉眼では確認できない「シリウスB」
が存在します。
シリウスBは星が一生を終えた後に残る「白色矮星」と呼ばれる種類の天体です。
見かけの明るさは8等なので、シリウスAの明るさに埋もれて、大きな望遠鏡を
使ってもなかなか見ることができません。
ですが、2022年10月頃にこの2つの天体が最も離れた位置関係(軌道周期約50年)
になるため、ここ数年がシリウスBを見るチャンスです。その目で、シリウスBを
確認したことのある人はそう多くないと思いますので、興味のある方は、ぜひ観察
にチャレンジしてみてください。
といっても10月頃に冬の星空を観察をしようと思うと明け方近くになってしまい
ますので、冬まで待った方がよいかもしれません。
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