星空を見る時に最初にすることは「方角を確認する」ことです。
星を使って、方角を知るには“北極星(Polaris)”という名前の星を
見つければOKです。他の星は時間が経つと東から西へと動いていき
ますが、この北極星だけは北の空にあって1年中昼も夜も動きません。
ところが、北極星は1つの星ですから、たくさんの星の中から1つだけ
を見極めるというのはとても難しいです。ですから、北極星を見つける
ための目印が空にはあります。
目印は2つあって、1つは北斗七星、もう1つはカシオペヤ座です。
なぜ、2つもあるのかと言うと、季節や時間帯によってはどちらかが
山の向こうに沈んでいるなどして、見えないことがあるからです。
春から夏にかけては北斗七星、秋から冬にかけてはカシオペヤ座を使う
のが便利なので、今回は‟北斗七星(Big Dipper)”を使った北極星の
見つけ方をご紹介します。
北斗七星はおおぐま座のちょうど尻尾の部分にあたり、スプーンの形に
星が並んでいます(北斗七星とは「北にあるひしゃくの形をした七つの星」
という意味です)。
下の図のような星の並びを探し、スプーンの柄とは反対側にある2つの星
(指極星と言います)を結びます。その線をスプーンの表側に向かって
延ばしていくと1つの星にぶつかります。これが北極星です。
昨日 (6日)がちょうど満月でしたので、これから月明かりに邪魔されず
に星を見ることができる時期に入っていきますので、暗い星に惑わされる
ことないように注意して、ぜひ北極星を見つけてみてください。
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