この頃、夕方の西の空にとても明るい天体が輝いています。
いわゆる、「宵の明星」です。圧倒的な明るさがあるので、
少々、空の明るい時間帯でも見つけることができます。
街中だとか田舎だとかも関係ありません。(もちろん、
遮蔽物がなければですが)
宵の明星とは金星のことです。金星は太陽、月に次いで
3番目に明るく見える天体で、地球よりも太陽に近い軌道
を回る惑星です。大きさはおよそ地球と同じくらいです。
地球から見て太陽よりも東側に位置している時に「宵の明星」、
西側に位置している時に「明の明星」と呼ばれます。
これから7月頃まで、宵の明星として見ることができ、
5月頃に最も見ごろを迎えます。
金星は望遠鏡で観察すると月と同じように満ち欠けをしていく
天体だということが分かります。現在は、満月状から少し欠けた
ような形をしていますが、これから半月状になり、もっと日にち
が経つと三日月状になっていきます。また、日にちが経つにつれて
より大きく見えるようになります(肉眼では分かりません)。
今度晴れた日があれば、日没直後の西の空を見てみてください。
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