12月6日(日)、小惑星探査機「はやぶさ2」のカプセルが無事に
地球(オーストラリアのウーメラ立入制限区域)へと帰還しました。
2日後の12月8日(火)には日本に到着し、現在はJAXAの宇宙科学
研究所相模原キャンパスにてカプセルの開封作業や分析が進められて
います。
12月14日(月)に格納容器の入り口付近に小惑星「リュウグウ」の粒子
が付着していることが確認されました。そして、翌15日(水)にはサン
プルキャッチャーA室が開封され、その中には第1回タッチダウンで採取
されたリュウグウの欠片(大きさ数㎜)がちゃんと入っていました。
格納容器の入り口付近に付着した粒子(画像:JAXA)
また、12月21日(月)にはB室とC室も開封されました。C室には第2回
タッチダウンで採取されたリュウグウ内部の欠片(最大で1㎝程度)と
はやぶさ2からはく離した(?)と思われる人工物らしきものが確認され
ました。
A室に入っていた粒子(画像:JAXA)
C室に入っていた粒子(画像:JAXA)
詳しい分析はこれからですので、これらが本当にリュウグウのものである
かどうかの確認はできていませんが、ほぼホンモノで間違いないでしょう。
その他にも、サンプルキャッチャー内に入っていたガスの採取・分析も進め
られていますので、これらの結果が出てくるのが、とても楽しみです。
すごい成果ですね。