すばる望遠鏡が太陽系内の天体の中で、これまでで最も遠いところ
にある天体(V774104)を発見しました。
発見したのは太陽から約150億kmにある天体で、軌道や大きさなど、
はっきりとしたところは、まだ分かっていません。
太陽から冥王星までの距離が約60億km(太陽と地球の距離は1.5億km)
ですから、ものすごく遠いところにある天体が発見されたということ
です。この距離で確認ができることから、この天体自体がある程度の
大きさ(1km前後)を持っているのではないかと考えられます。
こうした冥王星よりも外側にはかなり遠くまで、小天体が存在する
場所が広がっていると考えられており、まだ未発見の天体が数多く
存在している可能性があります。
さらなる発見がされるのが楽しみです。
V774104と太陽の想像図
(画像:NASA/JPL-Caltech)