太陽系で一番大きな惑星である木星には、60個以上もの衛星が
発見されています。
その中でも特に大きな4つの衛星は、発見者の名前をとって、
「ガリレオ衛星」と呼ばれ、望遠鏡ではもちろん、双眼鏡でも
確認することができます。この4つの衛星には、それぞれ、
イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストという大神ゼウスに
関わる人物の名前が付けられています。
(地球から見て)ガリレオ衛星のうち3つが同時に木星に重なる
現象が1月24日に起きました。これは10年に数回しか起きない
とても珍しい現象です。
(画像:NASA, ESA, Hubble Heritage Team)
上の画像で、木星の前にある色づいた丸いものがそれぞれの衛星
です。黒い丸いものは木星に落ちる衛星の影です。
また、2015年は(地球から見て)ちょうど木星を真横から見る
位置になるので、ガリレオ衛星同士の食を見ることができる年
です。食とは手前にある天体が後ろにある天体を隠してしまう
現象のことです。このタイミングは6年ごとにやってきます。
2015年は今が木星の見頃ですので、この機会にぜひ木星を観察
してみてください。もちろん、かま天の望遠鏡を使えば、木星
やガリレオ衛星の様子をバッチリと見ることができます。
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「星の一生をみよう」
日 時 : 2月20日(金)~22日(日) 19時30分~21時00分
場 所 : かまがり天体観測館
対 象 : どなたでも
参加費 : 大人200円、小人100円
問合せ : TEL 0823-66-1166
E-mail kama-bg@jewel.ocn.ne.jp
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