かま天では明日、明後日とふたご座流星群の観察会を予定しています。
イベントに参加いただける方、参加できない方を問わず、流星群の観察に
チャレンジしようと思っている方に流れ星をたくさん見つけるコツをご紹介
しておこうと思います。
まず、流れ星はいつどこを流れるか分かりません。なので、とにかく空の広い
範囲を見ておく方が出会える確率が上がります。
そして、空の低いところは雲や街明かりの影響を受けやすく、暗い流れ星が
隠されてしまします。なるべく影響を受けない工夫が必要となります。
また、流星が輝いている時間は平均すると約0.2秒間です。流星群に属する
流星の場合、流れ星の軌跡を後戻りすると1点に集まります(放射点と言います)。
基本的にはこの放射点がどの星座にあるかで、流星群の名前が決められていますが、
放射点の近くを見ていると短い流れ星ばかり見えてしまいます。
以上のことを考慮すると、今回の流れ星観察のコツはこうです。
1. 東を向いてから、そのまま仰向けに寝転がる(足が東、頭が西)
2. 空の一番いところを中心に、広い範囲をぼぅ~っと見る(キョロキョロしない)
3. 流れ星が流れたら、そちらを向いて観察する
これで、流れ星に出会える確率はかなり上がると思います。
おまけ
流れ星を観察する時に注目する点は、明るさ、色、方向に加えて、
流星痕と呼ばれる流れ星が流れた後の残光です。双眼鏡などで流星痕を
観察すると、実に面白いですよ。
頑張って観察してみてください。