「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

鎌倉市・逗子市の境界あたりを歩く(2) まんだら堂、サリーちゃんの館、鎌倉逗子ハイランド、明王院

2023-02-26 17:36:50 | あちこち見て歩く
今日はめちゃくちゃ長いよ。面倒でなければお読みくださいね。

長いから、ゆっくりとベートーヴェンの交響曲第三番はいかが。

本日は前回の話の続きで、古くからの道を行く。

Beethoven: Symphony No. 3 In E Flat, Op. 55 -"Eroica" - 1. Allegro con brio


自分が世界で一番偉いという気になる、堂々たる交響曲だ。

この古道を歩く私にふさわしい。



私はまんだら堂や大切岸に向かって行く。

30年ほど前はこのあたりを私は縦横無尽に歩いていた。

正確な場所は忘れたが、たしかこのあたりに住宅があり、それがあることを巡ってそこに実際に住んでいる人と逗子市がもめていたように思う。


しかし今やそれがどこだったか、わからない。

道からちょっと上がったところに妙に整地されたようなところがある。


あぁ、これはきっとやぐらだね。


こちらは採石をした跡か。


明かに掘ってある。


このあたりの道も全部そうなんだけどね。


脇へ上がる階段がある。


ここがまんだら堂だ。



マムシに注意!たって、手を出す人もいないだろうに。


でも半ズボン姿でビーサン履いてうっかりマムシを踏んだりしたら、怖いことになりそうだね。

こちらがまんだら堂だ。


何年か前の逗子市によるここの公開時にたくさん撮影したので、このブログにも長々と掲載したことがある。


めったに公開しておらず、この日もそうだったから、フェンスの外から見ただけ。

こちら(↓)は再びの名越の切通。

おなごり惜しいが、別れを告げましょう。


そして大切岸、ハイランドの方面へ。


無縁諸霊之碑。昭和時代に逗子市が建てたものらしい。


わざわざフェンスで囲ってあるのだが、そんな大変なものなのだろうか。


どなたかご存じでしたら、理由を教えてね。

散歩コースに沿って埋め込まれたものがある。


おぉ~、これは逗子市の市章だ。


ここが逗子市であることを主張している。

ちなみにこれは逗子市の「逗」という字をデザインしたものですよ。

元逗子市民の私は、これを嫌と言うほど見て来た。

気持ちが良い道をどんどん行きましょう。


ちょっと英国風。


あちらでは牧場等広大な敷地の境界となっている垣根を歩行者が乗り超えるために、木製のステップが設けられることがあるが、それに似ている。

しかしここはどう見ても、普通にゆるい階段を設ければ済む話と思えるがな。

手前から一段下りる。


そして上る。


で、また一段下がる。


無駄が多いね。

必要なら土を入れて、緩い階段にすればいいのに。

やがて右手にフェンスが現れる。


そして、向こうに石積みの塀が見えて来る。


石積みの塀の向こうは住宅だ。

それもかなり大きい。


このブログを継続的に見ておられる方はご記憶にあるかもしれない。

ちょっと前の投稿で、山の上の通称「サリーちゃんの館」を掲載しましたでしょ。

こちらがそれ。


私は今、その裏を通り抜けている。


延々と続く敷地。


開いているように見える窓。でもガラス戸が閉じている。


すごい敷地だ。


サリーちゃんは堂々たる館にお住まいなのでした。

さて、これから大切岸へ行くよ。


あ、その前に石廟がある。


鎌倉末期のものらしいが、どなたを祀ったものなのかは不明。

市の指定だ。


こちらが大きめのもの。


こちらは小さめ。


あれ?


あ、ここは鎌倉市の管理なのね。


最初からずっとそうなんだが、鎌倉市と逗子市が微妙に混じり合い、自分が歩いているところが鎌倉市なんだか逗子市なんだかよくわからない。


また石柱が現れた。


今度はなんだ?と思ったら文部科学省でした。


逗子市も鎌倉市も文部科学省もそれぞれ頑張っているわけね。

あ、ここからもサリーちゃん。


サリーちゃんは巨大だ。

そして、ついにやって来た。

これが大切岸だ。


大切岸を「だいせつがん」と読んでいる方、いますか?

それは間違いです。

「おおきりぎし」が正しい。


ここはどうも採石場の跡だろうということが分かって来た。

私が逗子市小坪の住民であった30年ほど前、ここあたりをウロウロしていた頃には、まだそこまではハッキリしていなかった。


歴史は面白いね。


鎌倉観光に来られる皆さん、何度も申しますが、小町通りも八幡宮もよいのですが、こっちの方がはるかに面白いよ。


興味深いでしょ。延々と続く大切岸の横を歩ける。

どこまで掘ってたの?みたいな。


キレイに散策ルートが作られているので、そこを歩くだけ。

しかも人がいない。


なんて楽しい散歩でしょう。


終らない。

どこまでも続く採石の跡。


途中ですが、あちら(↓)は二子山。


このあたりを歩いているとあちこちから見える葉山の山だ。

二子山もとてもいいハイキングが楽しめる。

まだあるのかよぉ~、大切岸。


これでもか、これでもかと見せつけて来るね。


流れ落ちやすいところとそうでないところがあるんだね。

随分凹凸が激しい。


まだあるわ。


やっと終わった。

山道に入りましょう。


と、思ったらまたあったよ。


これもどう見ても掘った跡だよね。


それでもなんとか終了。

山道を行く。


そろそろハイランド住宅地に出たいわ。


お狐様。


なんとなく人里近いムード。


これは鎌倉逗子ハイランド住宅地の端っこだ。


富士山が見えるらしい・・・かすかに。


この日はお天気が悪かった。

私のカメラの性能もこの程度だった。

こちらが鎌倉逗子ハイランド住宅地の端っこだ。


鎌倉逗子ハイランド住宅地は、鎌倉市内における西武不動産が開発した住宅地3姉妹のひとつである。

他には、我が七里ガ浜住宅地、加えて西鎌倉住宅地。

いずれも最初の分譲は昭和40年代のはずだ。古い。

下の画像。セメントで枠を作り、その中にタイルを貼るというのは、当時の西武の開発でよく見られる外構デザインのひとつだ。


我が七里ガ浜住宅地でも一部に見られるのだが、ここ鎌倉逗子ハイランド住宅地ではかなり多く見られる。今もたくさん残っている。今回の投稿で、それをたくさんお見せしましょう。

今まで歩いて来たコースもそうだが、この住宅地も逗子市と鎌倉市が入り混じる。


ここは逗子市だ。

でもこちら(↓)には「かまくら幼稚園」と書いてある。

ここは古くからある幼稚園だ。


確かに浄明寺(鎌倉市の一部)とあるね。


入り混じっているんですよ。

ほら。これ(↓)をご覧ください。


セメントで縁取りして、中にタイルを貼るこの外構デザイン。

ここには多いでしょう?

この住宅地はサクラが多い。我が住宅地と同じだね。


ほらまた現れた。セメントとタイル。


夕陽台公園。古い看板だね。


ありきたりな名前だが、この名前は京急バスの行き先として有名だ。

鎌倉駅からあるいは逗子駅から、バスが出ている。

この公園の前も桜並木の住宅が広がる。


下がって行きましょう。

下の画像の右手にもセメントとタイルの門構えが見えるでしょ。


ほら、ここも。


もういい!と言いたいところでしょうけど、見てください。

これが昭和40年代から50年代にかけての西武の外構デザイン。

セメントの枠にタイル。


サクラ並木が見事な住宅地だが、サクラというのは老木になると弱い。

しかも少々植え方が可哀そう。もう少し考えてあげないとね。


ここもまたセメント&タイル。


ここがこの住宅地の鎌倉側の出口だ。


この並び(↑)はたしかこの住宅地の最後の分譲だったと思う。

ハッキリ覚えていないが、1990年代の途中だったような。

私はお腹が減った。だってもうとっくに昼を過ぎている。

ミニストップへ寄りましょう。


買い物をして、明石橋脇の公園へ。


ルイボスティーを買った。お腹も空いているが喉も乾いているのだ。


そしておにぎりを2個。ネギトロと北海道産昆布。


寒い中のベンチでの食事だし、なんとも簡単な食事だけど、腹が減って喉が渇くとなんでもおいしいねえ。

これが明石橋。


下を流れるのは滑川。


この川がやがて鎌倉のど真ん中を流れ、相模灘へと注ぐ。


ついでだからちょっと寄り道。


明王院だ。

鎌倉市の北東端、鎌倉市十二所のお寺。


穏やかな山の寺だね。

本当にいい雰囲気。去年も一度私はここに来ている。

明王院の由来はこちらをご覧くださいね。


鎌倉の北東という鬼門の位置にあることから、ナントカ明王、カントカ明王・・・と5体の明王をお祀りし、鬼門除けをしたのが名前の由来らしい。

外から撮影して終了。


十二所っていいところ。

どこか落ち着いていて。


バスに乗る。


これですぐに若宮大路へ。


鎌倉駅で下車してカルディへ立ち寄り。


そして鎌倉駅から江ノ電に乗る。


すぐには自宅に帰らず、極楽寺駅で下車する。


そして歩く。

今日は歩く日だ。


定食屋さんのヨリドコロ越しの稲村亭。


でも私が行くのははぶか牛肉店。


そこでハチノスを買う。700gくらいかな。

にこやかな店主さんと会話。

いつも明るい方だ。


そしてまた細い路地を通って家へと向かう。


よく歩いたなぁ~。疲れたわ。
コメント (24)
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