「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

七里ガ浜自宅厨房越南化計画 【鶏肉のフォーに初めて挑み大絶賛される】

2009-04-19 09:22:43 | 食べ物・飲み物

私達は以前よく南町田のグランベリーモールにあるベトナム・アリスでフォーを手軽に食べたものだが、最近そちら方面にはほとんど行かなくなったため、フォーからも遠ざかっていた。しかしビーフン同様、米の麺は美味い。

 

自分で作ってみよう! ということになりまたもや本棚へ。宮前祥子・山原美和著「タイ&ベトナム おいしい屋台料理」(文化出版局)を取り出す。なんでも本を見ないと作れないところが、料理人としての私の悲しいところだが、まずは活字の世界によるイメージ・トレーニングで研鑽を積む。何事も忍耐と準備が大事だ。そして満を持して昨日の6:00pm、私は調理を開始した。トリャー! 

 

 

 

この本には牛肉のフォーのレシピが掲載されていた。しかし「牛骨のスープストック・・・」などと書いてあってなんだか大変そうなので、自分で作るにあたっては鶏肉のフォーに勝手に変更した。鶏がらスープの素で簡単に出汁をとり、牛肉の代わりに鶏肉を具にすることにしたのである。それ以外の具材、調味料については、何ぶん初めてのことゆえ、本に記載されたレシピどおりに揃えた。

 

 実はこれが大変だったのだ。材料は八角、鶏肉(むね肉にしたが、なんでもよさそう)、フォー、もやし、万能ねぎ、赤玉ネギ、すだち、パクチー(香菜、コリアンダー)である。調味料は砂糖、塩、ナンプラー、こしょう、唐辛子。まず西友七里ガ浜店にないものがある。それを東急ストア鎌倉店に求め、それでもないもの(赤玉ネギ、すだち、フォー)があり、えっちらおっちら紀ノ国屋鎌倉店へ。クルマに徒歩。そして買い物。レジに並ぶ。荷物を持ち駐車場に戻る。

 

作り、そして食べる楽しみは常にそれに先立つ準備の苦労と引き換えだ。飽くなき探求心は肉体的疲労を招く。コストもかかる。買い物に行くだけでガソリンを消費し汗だくにもなる。後から考えれば、すだちはレモンやライムで、赤玉ネギは普通の玉ネギで代用可能であった。しかし初めて作るということで、私はレシピに寸分たがわず作ろうとしたのである。

 

 

ベトナム製のフォー(乾麺)。包装の色合いがアジア的だ。初めてのことで、袋を見ただけで緊張する。そして七里ガ浜厨房の興奮度は一気に高まるのだった。私においしく出来るのだろうか??? うぉ~~(雄叫び)!

 

調理プロセスの途中でスープを味見すると、塩辛過ぎた。ナンプラーをレシピどおりに入れたらかなり辛いのだ。普通のマイルドなニュクマムを使ったのならレシピどおりの分量でも良かったのかもしれない。そこでスープを薄める。

 

 

天才料理人の常で入念な準備に時間がかかるが、調理自体はすぐに終わる。食べてみると・・・ブラボー!!!ブラボー!!!妻からは絶賛の嵐。私はちょっと得意だ。美味しい。八角もパクチーもナンプラーも鶏がらもネギも赤玉ネギもすだちも唐辛子もすべてが融合する壮大なアジア的シンフォニーだ。これが初めてつくったフォーかい?なんと簡単なのだろう。一晩中鳴りやまぬ拍手でアンコールもかかり、今日のお昼もそれにしようか、などと考え中。

 

鶏の出汁でお米の麺。パクチーやすだちの香りも鮮やかな、優しくおいしいアジアの食事である。

 

 

 

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