昨日6:00pmぴったりに私と妻は七里ガ浜住宅地の中心部にあるうさぎ家を訪ねた。恐る恐る見てみると・・・おぉ~、やってるやってる! この時期でも6:00pmともなると段々薄暗くなり始める。そんな中でこれから始まる楽しみを先取りするが如く看板が早くも点灯し、オタフクソースの旗が翻る。店内からは白熱灯の光がこぼれる。嬉しい光景だ。
私は腹ぺこだった。イカ天(ダブル)ソバ入りチーズ載せ広島風お好み焼きを食べまくるぞ!と数日前から心が準備してたので、店の前に立った私の胃の内壁はよだれが滝のように流れていた。あの香りと食感をイメージすると、もうたまらない。中に入ると、おっと! すでに店内は大盛況だった。
声をかけられて振り向くと、七里ガ浜自治会の重鎮方がおられた。昨年度の自治会活動の総括を行う総会の後だったのだ。昨年度もいろいろと問題があったことだろう。問題をひとつひとつ解決されるご苦労もあろうし、それに伴い不快な出来事もあるだろう。すべてボランティアであり、頭が下がる。
すると「あんたのとこの庭、芝生が多いんだけど、もっと木を植えてよ」と自治会長さんから私にリクエストがあった。重鎮からの唐突で想定外のリクエストに、私は少しひるんだ。なにせ会長自らの「木を植えよ」とのご託宣だからだ。しかし私はラッキーだった。たまたま昨日は西武園芸七里ガ浜店から庭木を2本購入し移植したばかりなのだ。そこで態勢を立て直し「そんなこたぁないもんね。今日は2本も植えたんだ。さらに近々もう1本植える予定ですよ。どうだぁっ!」とお答えした。庭木の話はまた明日に書く。さて、お好み焼きに話を戻す。
大盛況で、お店のご主人M氏も華麗な手さばき・ヘラさばきを披露。お好み焼きがどんどん焼き上がる。昨夜の開店5:00pm頃だったとか。我々が到着した頃には、すでに開店から1時間が経過していたのだ。道理で店内のお客さんはすっかり出来上がってらっしゃるわけだ。昨夜のお店のスタッフはのれんの向こうに2人、店頭はM氏+1人の合計4人(時々中の人も外へ出てくる)という、うさぎ家史上かつて無いゴージャスな布陣で固められていた。
M氏は燃えているのだ(鉄板で顔面が熱いだけか?)。しかも客席にはつい昨年までここで働いていた男性もいて、いつでもカウンターの反対側に立てる構えだ。 上の画像は熱々の鉄板の上でM氏が次々とお好み焼きを仕上げているところだ。手前の金属の調理器の下では、誰かが注文したお好み焼きが蒸されている。一番奥に見えているのが妻の注文したもので、その一つ手前が私の注文である。私のお好み焼き(正確に言うとまだ私のものになってないが)の上で、ヘラを持つM氏の両手がくるりくるりと踊る。「鉄板上の魔術師」と呼ぶべきか。
そら来た!いろいろなものがエレガントに混じり合う【イカ天ダブル・ソバ入り・チーズ載せ・広島風お好み焼き】の完成だ。キャベツがすでに柔らかく甘い。ソースがチーズが青海苔が、そして焼けた豚肉が香ばしい。ソバはしっかりした歯ごたえ。そしてあのイカ天がーーー!甘い。このイカ天も蒸されてすっかり柔らかくなっている。
広島最大の企業のエグゼクティブがかつて私に言った銘言: 「イカ天はお好み焼き全体の味わいをまろやかに豊かにする」
最後のが近接拡大画像。すごいでしょ。M氏の華麗なヘラさばきで完成した作品。
所在地:鎌倉市七里ガ浜東3-1-14
電話:0467-38-1511
HP: http://www.kamakura-shiki.com/