ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

私の登った「午」の山(4)

2014-01-17 13:52:39 | 山日記

鞍馬山(629m)
古くから山岳宗教の霊山として知られ、源義経が牛若丸の幼年時代にこの山に棲む天狗から剣を教わった伝説で名高い。南側中腹にある鞍馬寺へは何度か参詣しているがケーブルで行くことが多い。

1986年9月、町内のハイキング同好会例会で初めて貴船口から歩いた。たまたま100回目の例会で、参加者10名、10時10分のスタートだった。山門をくぐってケーブルを待つ長い行列を横目に、九十九折れの参道を登る。坂道と石段のジグザグを快調に登って、清少納言の言う程「近くて遠い」とも思わぬ内に本堂に着く。休憩の間に納経を済ませ霊宝館を見学。奥の院への木の根道となるが、わずかの登りで「背くらべ石」にでて右の尾根へ登る。こ暗い木立ちの中の道をしばらく行くと、始めてのピークがあり、小汚い池と祠がある。倒木を越えたりしながら更に登り、次の経塚のあるピークで三角点を捜すが見当たらない。この先はブッシュ混じりの下りとなるので一応、ここをピークとした。
   不動堂、義経堂と下り、奥の院からはどんどんジグザグ道を下って、あっと言う間に貴船神社に着いた。

有馬富士(374m)
兵庫県三田市。別称・角山。低山ながら美しい円錐形の山容なのでこの名がある。
 すぐ側まで住宅地が迫り、登山道も整備されている。昨(平成13年)開園した「有馬富士公園」から福島大池を経て登る。始めは歩きやすい道だが、頂上近くは一部、岩梯子状の登りとなる。
 1990年に登った時は樹木に遮られて眺望は今一つだったが、現在は切り開かれて良くなったようだ。公園入口から約45分。

写真は帰りに立ち寄った東光寺花山院からの有馬富士。花山院は西国三十三観音霊場の巡礼を終えた花山法皇の隠棲の地で「有馬富士ふもとの霧は海に似て波かときけば小野の松風」の歌で知られる。標高418mの阿弥陀峰山頂にある。