ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

私の登った「午」の山(3)

2014-01-16 11:37:09 | 山日記

木曽駒ヶ岳(2,956m)
西の木曽谷と東の伊那谷に挟まれて南北に連なる中央アルプス(木曽山脈)の最高峰である。1961年9月の連休、職場の先輩3人と木曽側の木曽福島コース・駒の湯から初めてこの山に登る。雨の中、倒木が多い急坂の道を九合目玉の窪小屋へ。足の踏み場もないくらいの、すごい混雑だった。翌朝、サブザックで頂上へ。ガスと小雨で何も見えない。宝剣に向かったが、雨がひどくなり、あきらめて引き返して上松道を下山した。

74年7月転勤した別の職場の同僚らと伊那側からロープウェイで千畳敷へ登る(伊那側のしらび平からロープウェイが開通したのは67年)。「900Mの高度差を一気に引っ張り上げて貰って、着いた駅の同じ屋根の下が山荘だから、山行という感じがしない。」などと生意気なことを山日記に書いている。カールのお花畑を散歩して千畳敷山荘泊。

翌日、強風の乗越浄土まで登ったが、メンバーの一人が急病になり下山した。78年7月、この職場の山の会11名のリーダーで、やはり千畳敷山荘泊。


翌朝、極楽平に登り、宝剣岳を越えて乗越浄土から木曽駒へ。下山は61年に登った道を駒の湯へ降りたが、やはり倒木を切り開いたような箇所が多かった。

82年夏、家族4人に義父母、義弟の7人、車二台で出発。ロープで千畳敷に着き、明日の天気が心配で先に極楽平から宝剣へ登る。鎖場で、多少時間がかかったが無事、頂上に立ち、乗越浄土を経て山荘に帰る。

翌日、乗越浄土から中岳を経て駒ヶ岳へ。

思いがけず大展望に恵まれた。少憩後、気持ちのいい庭園のような道を馬の背へ。濃ヶ池へ下る頃より雨。大きな残雪を横切ったり、オコジョに会ったりしながら駒飼池へ。一登りで乗越浄土へ帰り着く。下山して蓼科温泉で泊まった。

94年8月初旬は千日町ハイキング同好会9人で5度目の木曽駒へ。
乗越浄土の天狗荘に荷を預けて、サブで宝剣に遊びに行く。夕食にはまだまだ時間があるので、木曽駒にも登っておく。翌朝は小屋の前でご来光を見て、中岳の頂上を捲いて岩場の道を行く。快晴の頂上でゆっくりと景色を楽しみ、馬の背から濃ヶ池に下る。駒飼ノ池はすっかり干上がっていた。昼前に菅ノ台でバスを降りると、暑さで頭がクラクラした。

昨2013年9月末、丸さん夫妻と20年ぶりに木曽駒へ。13時半に宝剣山荘へ着き、荷を置いて山頂を往復した。

ガスで無展望だったが、夜は満点の星空を小屋の窓から眺めた。

翌朝は小屋の前でご来光を見て、富士を見ながら伊那前岳へピストンした。快晴で素晴らしい展望の稜線歩きだった。丸さんには長時間運転でお世話になったが、その日のうちに帰宅できた。