ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

姫路書写の里・美術工芸館

2007-03-26 09:38:24 | 旅日記
太陽公園の帰りに書写山の麓にあるこの美術館を見学しました。


竹藪に囲まれた静かな佇まいの建物の前に、道祖神が立って
います。近寄ると姉妹都市の松本市から寄贈されたものでした。
顔を見て、仲の良い孫たち兄妹を思い出しました。


美術工芸館は、このようにとてもモダンな外観です。


チケットの図柄に使われている大皿、泥仏は元東大寺管長の
清水公照師の作品です。
公照師は明治44年、姫路市六角にうまれ、のち東大寺管長として
大仏殿の昭和大修理のため勧進を務められました。館内には師が
日本各地の窯元で制作された約300体の「泥仏」を始め、書画など
が多数展示されています。


館内は撮影禁止でしたので、パンフレットの一部を借用します。
この清水公照「すみ・いろ・つちの世界」と、亥年にちなんだもの
をはじめとする郷土玩具、さらに明珍火箸や姫皮細工など姫路の
工芸品が紹介されています。この日は「姫路張り子」の実演もあり、
希望すれば絵付け体験もできます。

たまたま立ち寄ったのですが、奈良と松本と姫路…何か不思議な
ご縁のようなものを感じました。