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ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

小辺路を歩く (4月23日)

2006-04-25 17:30:17 | 山日記
昨日、下山と同時に降り出した雨は朝になって次第に小降り
になってきたので、出発時間を遅らせてバスで果無集落まで
送って貰いました。8時50分、スタート。小雨の降りしきる中、
傘をさして石畳の道を登ります。



クロモジの黄色い花が雨に濡れていました。雨の滴が玉のよう
に光っています。



登り着いた果無峠。標高1114mあり、雨は止みましたが少し肌寒さ
を感じました。
台座のない宝筺印塔と西国十七番観音像が霧の中に浮かんで
います。去年3月、果無山脈を歩いてここへ来た想い出が懐かしく
よみがえりました。



峠からは長い下り道が続きます。所々で西国三十三カ所の観音様が
旅人を優しく見守ってくださいます。峠に着く頃には雨も上がり、
七色分岐近くになると暖かい日が射してきました。



14時前、十津川沿いの八木尾に着きました。小辺路はここから
現在の国道168号線を九鬼へ、さらに三軒茶屋から再び古道を
熊野本宮へと続いています。しかし私たちはすでに「中辺路」
を歩いたおりに、三軒茶屋から本宮へは踏破済みです。
長い国道の舗装路歩きを敬遠して、ここで打ち止めにしました。
大した雨にも遭わず、無事に歩くことができたのは幸いでした。