シランの花
5月になりました。少し風があり肌寒い中でこんな花が咲いています。
アマドコロ
甘野老。根が山芋の一種・野老(ところ)に似ていますが、甘い味がするそうです。花言葉は「元気を出して」
シラン
紫蘭。偽球茎は「白及根」という漢方薬の原料で急性胃炎に薬効があり、ヒビ、アカギレにもいいそうです。
花言葉は「知らん」ではなくて、「あなたを忘れない」。
スズラン
鈴蘭。花言葉は「意識しない美しさ」。「君影草」とか「谷間の姫百合」という楚々とした美女を思わせる別名があるそうですが、全身いや全草これ毒。花を活けた水を誤って飲んで死んだ例もあるとか…ああ怖い。怖い。
ちなみに今日(5月1日)、パリでは「ミュゲー(スズラン)の日」といってスズランの花束を贈りあい幸福を分かつ風習があるとか…。そして明日(5月2日)の誕生花です。
今朝、娘と中象クンがプーケットに帰りました。関空に送った帰りに義父母のご機嫌伺いに堺の義弟宅に寄って、先ほど帰宅しました。急に家の中は淋しくなりましたが、庭ではこんな花が咲いています。
コデマリ
タツナミソウ
フリージャ
エビネラン
ツバキ(津川絞り)は、まだ次々と咲き続けています。
ジュウニヒトエが咲き始めました。季節は確実に晩春から初夏へ移っていきます。
山友達の幸ちゃんに案内して貰って、中象クンとペンギン夫婦の三人で広陵町の新家長福寺へ行きました。
ここはガイドブックなどには紹介されていませんが、古くから「桜御坊」と呼ばれ、知る人ぞ知る隠れたサクラの名所です。
それほど広くない境内に色んな種類のヤエザクラが植えられています。
特に珍しいのはこの「御衣黄」という名の緑色のサクラです。残念ながら満開を過ぎてピンク色が濃くなっていました。
200株を超すボタンの花も桜と美しさを競っています。
フジの花も満開でした。(爺の写真は中象撮影)
アカベガシの生垣
本堂では大正琴の奉納が行われていて、施設のお年寄りたちが聞き入っていました。
長福寺は天正元年(1578)開祖・慶秀が創建、二代目の空円が宝永八年(1631)現在の寺域の北側に移したのが始まりと言われます。近くには馬見丘陵公園(奈良公園より広い!)や竹取公園などの見どころもあります。曇り空でいい写真が撮れなかったし、今日はお留守番の娘も一緒に来年また来たいと思っています。











白露の日、金剛山で出会った、夏から秋への季節の移ろいを思わせる花たちです。
ツリフネソウの群落とマルバタケブキ








大和葛城山天狗谷道で咲いている花の一部です。
ヤブミョウガ<藪茗荷> (登山口~沢沿い林道)
ツユクサ科の多年草。食用に栽培されるミョウガはショウガ科です。ちょっと湿ったところが好きなようです。
キンミズヒキ<金水引> (沢沿い林道上部の草地)
バラ科。三角形の実には短い棘があって動物などに付着する、いわゆる「くっつき虫」です。
ツリフネソウ<釣舟草> (沢沿い林道上部の草地)
帆掛舟を釣り下げたような形をしているのでこの名があります。距(花の後部の渦巻き様の部分)に溜まる蜜がハチやアブなどを呼び集めます。
キツリフネ(黄釣舟) (沢沿い林道上部の草地)
果実が熟すとホウセンカのように種をはじき飛ばすのは上のツリフネソウと同じですが、赤紫色のツリフネソウより数は少ないようです。
イワタバコ<岩煙草> (鎖場近くで)
イワタバコ科。名前は葉がタバコの葉に似ているので付けられました。花は紫色ですが白いものや、栽培品種ではピンク色のものもあるそうです。
ヌスビトハギ<盗人萩> (天狗谷上部)
マメ科。名前に似ず可憐な花ですが、この花の実も「引っ付き虫」です。
フシグロセンノウ<節黒仙翁> (天狗谷上部)
ナデシコ科。「仙翁」は京都嵯峨野の仙翁寺で初めに見つかったといわれますが、この種は節が赤黒い色をしているのが特色です。
ヤマアジサイ<山紫陽花> (天狗谷上部)
最近は色んな色の栽培品種も良く見かけますが、山野では白かこの薄桃色が普通です。小花がたくさんついています。
カワラナデシコ<河原撫子> (山頂南側)
コオニユリ<小鬼百合> (葛城高原ヒュッテ~ツツジ園)
夏の名残の花が多く、カラマツソウなどの秋の花はまだ蕾でした。
今年は開花が遅れ気味のようで、いつもは斜面を黄色に染めるメタカラコウもこれからのようです。
オマケに曇り空で花の色はきれいに撮れなかったのですが、この日見た花の一部をご紹介します。
オオバノギボウシ
コオニユリ
ミヤマコアザミ
ヤマホタルブクロ
タカネヨモギ
ウツボグサ
シシウド
タマガワホトトギス
キンバイソウ
イブキジャコウソウ
とても珍しいシロバナのイブキジャコウソウです。
イブキトラノオ
ニッコウキスゲ
カワラナデシコ
クガイソウ(蝶がとまっています)
シモツケソウ
【湖北・箱館山ユリ園】は琵琶湖を望む標高630mにある観光ユリ園です。
8人乗りゴンドラで1323mの距離を10分ほどで、一気に標高627mの山頂駅まで登ります。
左上に見える見晴台(680m)までリフトが架かっていますが、曇り空ながらとても蒸し暑いので、写真の手前になる「森のゆり園」へ進みます。
混色のユリの向こうに見えるのは「Kid's World ハコちゃんパーク」。白く見えるのは人工雪のスノーマウンテンです。
「森のゆり園」は涼しい木陰の散歩道です。先端からは奥琵琶湖が見えるのですが、今日はぼんやり霞んでいました。
涼しいので、まだツボミのユリが多かったです。
大きな第二ヒュッテの前を通って、展望台に来ました。
第一ヒュッテを見下ろしたところです。
こちらは登ってきた方角の「からまつ小屋」と第二ヒュッテ。このカサブランカ系のユリはとてもいい香りがします。
地元・高島市特産の扇の形をした斜面を回ります。
赤、白、ピンク、黄色、オレンジと五色のユリで染め分けられています。
扇の要の部分から一周してきて、第一ヒュッテの前から展望台の下を回って帰ります。
第二ヒュッテの売店で「ユリアイスキャンデー」を買って、しゃぶりながらゴンドラ駅へ。汗を拭きながら1時間ほど歩きましたが、
さすが250万輪という色とりどりのユリが咲き乱れる光景には圧倒されました。