日本共産党の志位和夫委員長は、20日の全国都道府県委員長会議で次のように述べました。
「アメリカでは、各地でコロンブスの銅像が壊されている。世界史の見直しが進んでいるのです」「ただ、これは自動的にはすすみません。もとよりウイルスには社会変革をやる力があるわけではないですから。歴史は、人民のたたかいによってはじめてすすむのですけれども、パンデミックは、歴史を変える契機になりるものです」
「しんぶん赤旗」25日付は、次ぎのような記事を掲載しました。私も大きな変化に注目しました。
【大西洋奴隷貿易 欧州議会が決議 人道に反する罪】
「米国での白人警官による黒人男性殺害事件をきっかけに欧州諸国が関わった大西洋奴隷貿易への批判が高まる中、欧州議会(705議席)はこのほど大西洋奴隷貿易について『人道に反する罪』だと指摘する決議を賛成多数で可決しました。欧州連合(EU)や加盟国に対して公式に罪を認めるよう求めています」
「決議は米国の『奴隷解放日』にあたる19日に可決されました。米国の事件を非難し、欧州各国でも広がる『黒人の命は大切だ』の抗議デモに支持を表明しています。欧州統一左翼・北欧緑左翼(GUL・NGL)が主導し、中道右派の人民党グループ、社民を含む493人が賛成。反対は104人でした」
「決議は、抗議デモが『欧州による植民地の過去と大西洋奴隷貿易におけるその役割を再び想起させた。と指摘。『不正義と人道に反する罪はEUと各国のレベルで認識されるべきだ』としています。そのうえで、あらゆる人種差別をなくすために、EUの機構や加盟国に対し、『黒人や有色人種の人々に対して行われた過去の不正義や人道に反する罪を公式に認めること』を要求」
「『欧州議会は大西洋奴隷貿易について人道に反する罪だと宣言する』とし、『奴隷制度廃止国際デー』の12月2日を欧州独自の記念日に指定することを求めました」
「また加盟国で黒人の歴史を教育課程に組み入れることや『欧州反人種差別サミット』の課題などを呼び掛けています」