6月8日付、ネットニュースを紹介させていただきます。
「最新の世論調査によって米国人の大半が、パンデミックと抗議活動の中で『この国が操縦不能に陥った』と考えていることが判明した」
「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCニュースが、有権者登録を済ませた1000人を対象に5月28日から6月2日にかけて実施した調査の結果、全体の80%が『米国がコントロール不能の状態である』と回答し、『コントロール出来ている』と答えたのはわずか15%だった」
「今回の世論調査は、新型コロナウイルスのパンデミックにより約11万人の米国人が亡くなり、警官の暴力によって死んだジョージ・フロイドの事件に抗議デモが吹き荒れる中で実施された。米国経済はダメージを受け、それに続いて発生したデモが全米に拡大する中で混沌とした状況が続いている」
「ABCニュースが6月3日から4日に実施した、トランプのジョージ・フロイドの事件の発生以降の対応についての支持率はわずか32%だった。彼の対応を支持しない人々の割合は66%に及んでいた」
【米ミネアポリス市、警察を解体し再建へ】=【AFP=時事】
「米ミネソタ州ミネアポリスで先月25日に黒人男性のジョージ・フロイドさんが警官に首を押えつけられて死亡したことを受けて、ミネアポリス市議会議長は7日夜、同市の警察をいったん解体し、再建すると明らかにした」
「ベンダー市議会議長はCNNのインタビューで、警察の資金をコミュ二ティーを基盤とする戦略に振り向けることを検討しており、現在の同市警察をどのような形で別の機構に置き換えるか協議すると述べた一方、『短期的には、警察不在という状況は決して起きない』と付け加えた」
【黒人男性暴行死抗議デモー米史上最大規模】(=「毎日」紙8日付)
「毎日」紙の次ぎの記事に注目しました。以下、紹介させていただきます。
「米中西部ミネソタ州で黒人男性が白人警察官に暴行され、死亡した事件に対する抗議デモは、6日も全米各地で行われた。首都ワシントンではこれまでで最多のなる数万人が参加。ワシントン・ポスト紙によると、12日目を迎えた一連のデモは全米50州に拡大した。女性への差別発言を繰り返すトランプ大統領に反発し、2017年に650都市であった『女性の行進』を上回り、米史上最大規模の抗議行動になった」
「事件から2度目の週末となった同日、ワシントンでは正午前から少なくとも12のグループがホワイトハウスや議会議事堂、リンカーン記念堂、アフリカ系米国人博物館の前などで集会を開催。人種差別や警察暴力の根絶を訴えた」
「政治団体などにより組織化されてきた過去の大規模デモと異なり、今回のデモは多様な社会層や人種の市民が思い思いに参加しているのが特徴。複数の集会を巡る参加者も多くみられた。黒人男性の団体職員、クレオン・ピープルズさん(49)は、『デモは一過性のものではなく社会的な運動になってきている。ただし、本当に社会を変えるまでは長い闘いを覚悟しなければならない』と話した」