じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

栗本薫「青ひげ荘の殺人」

2022-09-29 21:09:45 | Weblog

★ 夜になると虫の音が聞こえる。もうすぐ10月。明日、近隣の中学校では中学3年生の「校内実力テスト」、10日1日は英検、2日は五ツ木の京都模試、そして12日、13日は中間テストと忙しくなってきた。

★ 今日は日本推理作家協会編「ミステリー傑作選17 とっておきの殺人」(講談社文庫)から、栗本薫さんの「青ひげ荘の殺人」を読んだ。

★ 「完全な完全犯罪」事件を描いた作品。伊集院大介は数々のアルバイトを経験した。中でも犬の散歩に高額を出すというものがあった。さぞかし危険な犬ではと思いながら、とりあえず面接に訪れた。

★ 「青ひげ荘」と呼ばれる屋敷。何か異様な雰囲気で、屋敷の主は「青ひげ」の未亡人だという。伊集院大介は面接には落ちたが、その未亡人からかつて彼女が犯した「完全犯罪」を暴露される。

★ (「古畑任三郎」の鈴木保奈美さんのエピソードを思い出すなぁ)

★ 最後にどんでん返し。なかなかリスクの高い「完全犯罪」だと思った。

★ 少し前に「後妻業の女」という作品が話題になったが、「青ひげ」は、それの男版という感じだ。

★ 併せて、「ミステリー傑作選9 犯罪ショッピング」から都筑道夫さんの「退職刑事」を読んだ。

★ 刑事を退職した父親が時間をもてあまし、刑事をしている末っ子の事件に首を突っ込む話。彼は今、若い女性の殺人事件を追っている。半裸の遺体。奇妙なのは彼女が男性用のパンツをはいていたことだ。犯人探しと、パンツの謎に親子が迫る。

★ 考えすぎて墓穴を掘る犯人。完全犯罪などできるものじゃない。(いや、誰も気づかないのが完全犯罪なのかも)

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