金急騰

★　金の価格が急騰している。金の地金か金貨でもあれば生活費にゆとりが生まれるのだが、ただウナギ登りのグラフを眺めているだけと言うのは虚しいものだ。

★　金価格急騰の背景にはドル安があるという。そしてそのドル安は、アメリカが景気を支えるため、大量にドルを印刷し市場にばらまいているからだという。

★　この動きに投機マネーが追い打ちをかけ更に高騰をするといった動きのようだ。いわゆるバブルだね。

★　バブルはいつかははじけるから、最後に誰がババを引くかと言うことだろう。賢い投資家はつり上げるだけつりあげといて、利益をもってさっと身を引くのだろうね。

★　そんなことは投資家もわかっているのだろうが、乗らぬは損とばかりに神経戦を繰り広げているのだろう。

★　投資家が儲けようと破産しようと、そんなことは私のようなプロレタリアートにとってはどうでもよいのだが、ただ、インフレは恐ろしい。

★　アメリカは大量にあふれたドルをどうやって回収するつもりなのだろうか。アメリカでインフレが起こったら、その余波がやがては日本にも来るのだろうか。不景気なのにインフレが起こると言ったスタグフレーションになるのだろうか。

★　日本では小泉＝竹中改革からの路線変更で急激に社会主義化しているけれど、これからどうなっていくかは未知数だ。

★　嵐が過ぎゆくのを忍の一字で待つだけなら良いが、人口構成だけはどうしようもない。これから数十年、日本は構造改革を進めなければやってはいけない。高負担高福祉ならまだ良いが、高負担低福祉になりそうな気がする。

★　金高騰が何かの予兆であるかのように思えてならない。

債権放棄

★　日本航空が再建に向けて、８０００億円に上る有利子負債をどうするか、金融機関と話し合いを始めたと言う。

★　そこで出てきたのが２５００億円の債権放棄案。金融機関がそう簡単に飲むとは思えないが、後ろには政府がついているから、結局は何か条件をつけても飲まざるをえないだろう。

★　ズルズル先延ばしして倒産でもすれば、それこそ元も子もないからね。

★　それにしても、２５００億円の債権放棄とは大きいねぇ。ダイエーと言い、日本航空と言い、大手さんは助けてもらえていいなぁ。

★　社長が退任すると言う。経営責任をとってという形にするのだろうが、そんなことは、どうでもいいけどね。社長の名前が西松と言うのは何かの因果か。

★　経営改善、あるいは経営環境が変わらなければ、延命しても結局は最終的には公的資金（国民の税金）を投入せざるをえなくなる。時代に合わなくなった企業はつぶしてしまって、あらたに新しい企業を興した方が効率的だとも思うのだが、あまりにも今までのツケが大きすぎたか。

★　もっと早く手を打てば良かったのに。それができない体質があったのだろう。

★　何はともあれ、うちも債権放棄して欲しいなぁ。