教員の生活実態調査？

★　横浜市が教員の生活実態を調査すると言うニュースを見た。

★　勤務実態について調べるならわからなくもないが、どうやら飲酒癖やギャンブル癖、また借金の実態まで調べると言うことだ。

★　公務員、特に教員の不祥事を受けての調査だと言うが、ここまでやるのはやり過ぎではないかと思う。

★　まず、問題を抱える教員が正直に調査に回答するとは思えない。行政としては自らの責任回避の道具にするとしか思えない。

★　また、こういうことは調査しないと実態が捉えられないものか。日常の同僚同士や管理職との人間関係の中で把握することができなくなっているのか。そうとすれば、教員個々の問題と言うより、むしろ学校と言う協働組織が崩壊してしまっているのではないか。

★　そのうち、起床時間や就寝時間、食事の実態まで調べるつもりか。学校と言えば一時期、生活点検が流行ったが、児童や生徒と同じように教員も管理しようと言うのか。

★　こうした調査をしなければならないような教員に教育を任せていると思うと背筋が寒くなる。行政はこの調査によって何がしたいのだろうか。余計なお節介がしたいのか。それなら随分と行政は暇なんだなぁと思う。それとも問題教員が発覚したときに「行政としてはここまでやっています」と責任回避がしたいのか。

★　誰の発案かは知らないが、何かがズレているように思う。