いつか海外暮らし!

旅行が好きで若い頃は国内旅行、今は海外旅行、いつか海外で暮らしたい。

1月31日 タワウ(国境の町)へ

2008年04月29日 | マニラから船旅でバンコクを目指す
                            Google マップより
5時30分起床。 
屋上で朝食を取った。 曇り。
6時30分にチェックアウトした。宿泊費2泊分RM110(3850円)を支払い、タクシーでの行き先 長距離バスステーションをメモに書いてもらった、「Batu 2 1/2, Bas to Tawau (2.5マイル地点、タワウへバス)」と書いてくれた。昨日のミニバスで長距離バスステーションが車掌に通じずに困ったので!
ホテル前にタクシーが待っていた、行き先メモを見せて料金を確認するとRM10(350円)との事。バスルートでなく海沿いルートを通りバスステーションに向かった。
6時50分ごろタワウ行き乗り場に着いた。バスだと思い込んでいたが、トヨタのランドクルーザーでバックパックを後から載せた。
 長距離バスステーション(ただの駐車場の様だ)

定刻7時を過ぎてもランドクルーザーは出発しない、客待ちしている様だ。「東京からか?」と聞かれ、「大阪」と答え、スタッフと会話が始まった。弟が名古屋に車の研修に行った事があるそうだ。フィリピンから船でサンダカンに来て、タワウからインドネシア行き、そしてクアラルンプールまで行くと話すと驚いていた。サンダカンではレストランでビールが飲めない、ビールを手に入れるのにも困ったと話すと、その通りだ、入手するならスーパーマーケットに行けと教えてくれた。夜飲み歩きたいならこの先のBandar Indahのホテルに泊まればよいと教えてくれた。
2人の客が来たが別の車に乗った。その後、客が来なかった為、先ほどの2人もランドクルーザーに乗せられ、7時40分に出発した。私は、助手席に乗りシートベルトを締めた、すでに走り出しており窓から顔を出し手を振るとスタッフも手を振っていた。
Bandar Indah-Tawau 316kmと道標にあった。サンダカンからタワウまで316kmだ、時速60kmで走行して5時間の距離である。
サンダカンから1時間でコタ・キナバルへの道路と別れタワウに向かう。車の数はぐっと減った。
 アブラヤシのプランテーション

 アブラヤシ

 見渡す限りのアブラヤシ

周りの景色はヤシまたヤシである。ヤシのプランテーションがあるのは知っていたが、ヤシの種類が解らない。ヤシと言えばビーチなどで空に向って高く伸び幹の上部に葉を広げるココナッツの取れるココヤシを連想する。
会社名の「○×△Palm Oil Mill(パーム油工場)」やタンクローリーの積載商品名「Palm Oil(パーム油)」などが見うけられ、アブラヤシのプランテーションであった。
見渡す限りアブラヤシのところがあったり、山の中腹までアブラヤシが茂っていたり、伐採して整地し新しいアブラヤシの苗を植えているところもあった。バナナや樹木があれば民家が見える。
サンダカンから一緒だった若者2人は、ラハ・ダトゥという町で降りた。町外れを右に曲がりタワウに向かったのでラハ・ダトゥの中心地は通っていないが大きな町の様であった。途中、若い男性が乗って来た、1時間ほど乗車して降りたがRM50札しか持っていなく、運転手も釣銭がないので乗車料金を取らなかった。こんな事もあるのか?
タワウ空港の道標が見える頃から片側2車線になりハイウエーの様である。スポーツタイプの小型車とランドクルーザーが競う様に走行している内にタワウ市街に入っていた。
12時20分にタワウに着いた。サンダカン-タワウ間4時間40分のドライブであった。駐車場orバスステーションでランドクルーザーから降り、料金RM40(1400円)を払った。
 バスステーション

バスステーション前の道路を挟んで向かい側の中華食堂に入った。ビールはやはり無かったので、1L水とインスタント麺シーフードを食べた。RM7.5(260円)。
女将に「この近くに良いホテルはないか?」と尋ねると近くにはない、ホテルを紹介してくれと頼むと5軒ほど紙に書いてくれた。場所を聞くと店員or娘がホテル街近くまで案内してくれた。有難う! 大変近かった。
 奥にホテルが集中している。

5軒のホテル中でリーズナブルなホテルと言っていたモナコ・ホテルに行った。宿泊費RM65(2300円)、部屋を見せてもらった、ビジネスホテルで狭いが十分である。
インドネシアのツーリストビザを今日申請し、明日受取りたいと考えていた。ホテルのフロントがインドネシア領事館は14時まで開いていると言ったので、今13時過ぎ、取り合えず領事館に行く事にして、タクシーに乗った。
 インドネシア領事館

13時30分に領事館に着き、ビザ申請書に解る範囲内で記入し写真1枚を添えて提出した。係官が「チケット」と言っている、「チケットは持っていない、後でボートチケットを購入する。」と答えたが、どうも英語が通じない。窓口の小窓を閉められた。少したって呼ばれ、英語の話せる女性が対応してくれクレジットカードの提示を要求され、VISAカードとJCBカードを見せた。「待て」と言って小窓を閉めた。ビザ取得の要件に出国用のチケットを持っている事とある様だ。出国用チケットを持っていないので、その代わりに経済的基盤があるかクレジットカードで判断したのどろう。
 事務所

待てば今日発給してくれそうだ。掲示板に国営船会社 ペルニ社の1月度の時刻表(ヌヌカン発着)が掲示されていたが、今日は、1月31日で使い物にならない。今回の旅でインドネシアでの船旅予定がまったく立っていない。ペルニ社の時刻表がインターネットで見られず、この領事館での時刻表を期待していたが、日が悪かった。
オープンエアの待合所で待っていたが退屈で、事務所周りを歩いてみた、奥に売店があった、カップ麺を食べている業者風の人もいた。ペルニ社の時刻表が諦めきれず、事務所で尋ねようと入り口を探したが見当たらない。ビザ申請者がカーテンの掛かっている所から入った。のぞくと来客用ソファがあり申請者が座っていた、面接でも受けるのか? その奥にカウンターがあり、係官が立ち話しをしていた。私も入り係官に「掲示板にペルニ社の1月の時刻表があるが、2月分はないのか?今日は1月31日だ。」と尋ねた。係官は英語が通じなかった。申請時の女性がまた対応してくれ、2月のペルニ社時刻表がないかと尋ねた。所長らしき人と話して奥に消えた。所長が「ちょっと待って」と日本語で言った。女性が戻って来た、無いそうだ。所長が「ここには、今ない、ヌヌカンで貰てっくれ」と日本語で返って来た。英語の話せない係官が多い中に日本語の話せる上役が居るとは意外であった。礼を言って出た。
1月の時刻表と2週間に1度同じ港に寄港する事を基に推測すると2月3日に船が在りそうだ。時刻表のメモを取っていると、発給待ちの人に呼ばれ、窓口に行った。パスポートに30日滞在可能のビザが貼られていた、ビザ代RM170(6000円)を払ってビザ取得は終わった。14時30分に終わり1時間で発給まで完了した。
領事館までタクシーで来たがホテルから近そうで、歩いて帰る事にした。
海側は港でコンテナが所々見え、領事館を出て数百mで交差点に出た。
 交差点 奥方向に領事館がある。 

道路が4車線に広がったころ、海側に人のにぎわいを感じ行って見るとマーケットがあった。マーケットへの途中、ヌヌカン(インドネシア)行きボートチケットの呼込みを受けた。「朝便はない14時発で13時にチケット売場に来い。」と言っている。朝に出発したかったが仕方がないかと思って歩き出すと別の呼込みを受け、11時30分発があるとの事、料金RM40(1400円)。ボート会社は、3社ほどありそうだ。更に進むとイミグレーションがあり、その横がシーフードマーケットであった。
 シーフードマーケット(写真左)とイミグレーション(写真中央小さな屋根)&チケット売場(写真右看板建物)

 野菜マーケット(上記写真の後)

野菜マーケット内を通り抜けると元の4車線道路に戻った。その道路を海沿いに進むとバスステーション付近の見覚えのある場所に出でホテルに辿り着いた。ホテルとインドネシア領事館間は、徒歩30分程度である。私は寄り道しながらで徒歩50分であった。
夕方まで昼寝し、ビールを探しに外へ出た。ホテル近辺にビール看板のある店は飲み屋が大半だ。海の方に向かいバスステーション横にオープンエアーのシーフードレストランが並んでいた。ビールの看板もあった。
そこで食事をしていると、日本人風ビジネスマン4人がテーブルに座った。2人は現地に同化した様に見え、駐在員だろう、残り2人はネクタイを外した白ワイシャツ姿で出張でタワウに来ているのだろう。ジョッキーが4杯運ばれ、ジョッキーをそれぞれ持ち上げ、カチンと乾杯している。彼らはまさに日本人である。タワウにどの様なビジネスがあるのだろう? 今でも材木か?
タワウの情報としては、ツアーでタワウ空港に着き、ホテルリゾートの迎えでマレーシア随一のダイビングパラダイスのシパダン島に行くとするのが関の山である。
今日はサンダカンからタワウへ移動し、更にインドネシアのビザも取し、2日間分を過ごした様に感じる。疲れて早く寝た。

 タワウ市街map