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卍の城物語

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津軽観音巡礼第二十番 高野山観音堂

2009-02-08 02:02:25 | 神社・仏閣
津軽三十三霊場カジュアル巡礼第二十番札所の高野山観音堂へ行く。

義経寺から旧道の国道280号線を今別町方面へ進む。道路は海沿いにあり気持ち良い。
高野山観音堂は今別町役場の近くにあり、役場の案内板に向かって進むと観音堂の看板が見える。でも線路があって観音堂の境内まで車で行けない。線路の手前に駐車し(空き地があったから駐車したが、多分そこは民家の駐車場なのかもしれない)

線路を跨ぐと観音堂の境内に入る。右手に観音堂、奥に三十三観音石像、左手に元保育園がある。

高野山観音堂は824~34年頃に草創。その後観音堂は荒廃してしまい、1791年に本尊を本覚寺へ仮移遷する。1793年、観音堂を新築し本尊を安置する。その後円通寺になる。
昭和30年の今別大火で、観音堂を含め建物は全て焼失。この地にあった大仏さえ焼失したが、本尊は無事であった。

観音堂は施錠されておらず中へ入れた。しかも本尊が堂内にきちんと安置されており、義経寺同様に観音様を拝む事が出来た。
本尊は十一面観世音菩薩像で、慈覚大師の作である。金色眩い美しいものである。津軽の海をいつまでも守って頂きたい。

観音堂を出て、林の中へ向かうと、銅製の慈母観音像があり、続いて三十三観音石像が続く。林を抜けると広場のような空き地になっており、先には小学校のグランドさえ見える。
もともとこの空き地に観音堂があった。おそらく大仏もここにあったのであろう。

納経所は今別の名刹の本覚寺である。この場所からすぐ近くにある。自分は納経してないので訪れていないが、高野山観音堂と本覚寺は古くから深い関係にあるので訪れなかった事が悔やまれるが、いずれ別の機会で訪れたいところ。

最後に高野山観音堂のご詠歌
~高野山 誓いをここに 今別の 石の光も 弥陀の舎利浜~

住所・今別町今別149-3

※無人仏堂です