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卍の城物語

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ロバート・ハインデル展@青森中三

2007-05-23 18:21:05 | 美術鑑賞
今日は日本フィルの青森公演の為、青森市に来たが、先日のKバレエ公演の際、あるポスターが会場に貼られていた。
ロバート・ハインデルの展覧会が、青森市の中三で開催されるとの事。

美術界ではハインデルは正直そんなに有名ではないと思われる。私もほとんど知らないのだけれど、ちょっと前にテレビの「迷宮美術館」という番組で扱われたのをなんとなく見ていた。それで少しだけこの人物のことは知っていた。

ハインデルの作品のテーマは簡潔。ほとんどの作品は、バレエダンサーを描いている。
「現代のドガ」といわれているほどバレエ一辺倒の作品ばかり。
有名・無名問わず、バレエダンサーの、踊っている瞬間、即ち「人間の動き」をそのまま描いている。
中でも、日本人ダンサーもモデルとして多く描かれていて、熊谷哲也や吉田都の作品もあった。そのつながりでKバレエ公演でポスターが貼ってあったのである。

そしてもう一人、ハインデルの多くの作品のモデルとなった日本人がいる。それが、佐々木想美である。
その彼女が、今日の展覧会のゲストとして、トークイベントを開催。

会場でハインデルの作品を堪能しているところで、トークイベントが始まる。彼女とバレエ協会の会長みたいなオッサンが司会をして進行。想美さんとハインデルの交流や、他にもバレエについてのトークが繰り広げられた。初めて見た人だけど、すごいいい女です。当たり前だけどスタイルが素晴らしい。
都さんと同期みたいだから結構な歳のはずだが、いい女。
SHIHOと山崎真実を足して二で割ったような感じ。とてもキュート。

トークイベント終了後、ハインデルのグッズを購入した人には、想美さんのサインが貰えるとの事。
記念にポストカードを買ったら、たまたま想美さんモデルのポストカードで、係員に是非サインして貰いなさいとのことで、ポストカードにサインを貰う。しかしいい女であった。

展覧会は、日本フィルのおまけで来たのだけど、作品が50点もあり、かなりの完成度のしかも好みの作品ばかりで、感激していたけど、コンサートの時間に間に合わないため、じっくり鑑賞できずに会場を去った。無念。
展覧会でありながら、作品の多くが販売の形をとっており、気に入ったのは購入できる。その値段が激安なのである。高いのは100~200万くらいだけど、安いのは2,30万で買える。じっくり見れたら考える値段である。
お気に入りの作品が2,3あったけど、頑張ってローンで支払える値段である。いや、やっぱり激安だ。松尾坂内も「お求め安いお値段です」と言うだろうし、くりぃむしちゅーの上田も「手頃だねぇ」と言うに決まってるほどの破格値。

モダンアートは常に新しいことをしなければならないし、結果的にアバンギャルドになり、素人目にアートかどうかすらわからない難解な作品を作るしかなりえなくなる。だから私はモダンアートが好きじゃない。
しかしハインデルは時代に逆行するかのような作風である。しかし美しいものは時代性すら否定する力をもつ。ハインデルの作品は美しいのである。

ちなみに、ハインデルのファンで有名なセレブリティは、故ダイアナ妃、故高円宮親王、ジョージ・ルーカス、クリント・イーストウッド、原辰憲などである。

彼らの愛するハインデルはもっと評価されてしかるべきである。ドガより確実にいいですから!

27日まで開催しています。休みの日にもう一回行ってみようかしら。その日の気分で購入しような勢いです。とりあえず展覧会としてまた見たいところだし。
もちろん無料ですので、美術好きは見るべし。