1 男女の生物学的なちがいは・・?
○生殖機能(月経、妊娠、閉経・更年期)
月経時や前は、腹痛や頭痛、腰痛、うつ状態等、個人差はあり
ますが、さまざまな症状をおこしやすいですね・・。
○骨盤周辺の構造のちがい
腰仙部の構造のちがいから、重力を支える力が弱く、また、骨盤
周辺は静脈が複雑に接続しているため、うっ血をおこしやすくなって
います。このため、女性特有の腰痛がおきやすいといえます。
○体力、心肺機能等のちがい
女性と男性とでは、筋肉の量や付き方、循環血液量や肺活量が違う
ため、男女が同じように働くと、体力、筋力のちがいから、過労や
不健康状態になりやすいのです。また、血中ヘモグロビン濃度、血清
鉄が少ないため、しっかり鉄分をとらないと貧血をおこしやすいのです。
(・・・なあるほど!だから「母性保護」って大事なのね・・!)
○精神的な素質のちがいも・・
人とのかかわりを求める気持ちは、男性より女性に強いようです。
(他人とのふれあいに価値を求める。)これは、子を産む女性としての
本能によるものといえます。
2 更年期障害って・・?
○更年期とは・・・女性のからだの一生のうち、「2つ目のトンネル」
の時期にあたります。(1つ目は、思春期) 卵巣ホルモン
の状態が不規則になり、やがて閉経し数年して、からだ
が安定した時期を迎えるまでの期間をいいます。
個人差はあるが、一般には40歳代後半から50歳代
後半にかけての時期です。
(30歳代で「更年期かしら?」と思う症状が現れたときは要注意!)
○更年期のからだの症状
・月経の状態の変化
・血管運動神経症状(のぼせ、冷え、動機など)
・精神神経系症状(頭痛、めまい、耳鳴り、不眠、不安感、いらいら
感など)
・筋骨格系症状(肩こり、腰痛、筋肉痛など)
・その他(疲労感、腹痛、しびれ感、頻尿など)
○「更年期?」と感じたときに気をつけてほしいこと
◇まずは「更年期障害」と決めつけないこと。他の病気が隠れて
いる可能性もあります。(過労による自律神経系の異常かもしれない
→ 働き方の見直しへ)
◇男女とも一番無理をしやすい時期。
・無理をしてはいけないのに「若い人に負けたくない」。
・過密な仕事もこなせてしまうが、あとの消耗が激しい。
・「そろそろ身体を酷使するのをやめようよ」という
身体からのサイン。休むことやペースダウンすること
をためらわないこと。
(・・フンフン、そっか~!無理をしてはいけない時期なのに、何でもこなせて
つい無理をしてしまうのね・・!「更年期」って「ペースを落とす時期」でもある
ってことね! JALもANAも、4~50代の人でも若い人と同じスケジュールで
飛ばないといけないけど、外国のようにキャリアを積めば積むほど働きやすく
なるセニョリティ制度が、日本にも必要かもね・・)
(「健康で安全に働く職場づくりのための講座」より)
2007年10月
○生殖機能(月経、妊娠、閉経・更年期)
月経時や前は、腹痛や頭痛、腰痛、うつ状態等、個人差はあり
ますが、さまざまな症状をおこしやすいですね・・。
○骨盤周辺の構造のちがい
腰仙部の構造のちがいから、重力を支える力が弱く、また、骨盤
周辺は静脈が複雑に接続しているため、うっ血をおこしやすくなって
います。このため、女性特有の腰痛がおきやすいといえます。
○体力、心肺機能等のちがい
女性と男性とでは、筋肉の量や付き方、循環血液量や肺活量が違う
ため、男女が同じように働くと、体力、筋力のちがいから、過労や
不健康状態になりやすいのです。また、血中ヘモグロビン濃度、血清
鉄が少ないため、しっかり鉄分をとらないと貧血をおこしやすいのです。
(・・・なあるほど!だから「母性保護」って大事なのね・・!)
○精神的な素質のちがいも・・
人とのかかわりを求める気持ちは、男性より女性に強いようです。
(他人とのふれあいに価値を求める。)これは、子を産む女性としての
本能によるものといえます。
2 更年期障害って・・?
○更年期とは・・・女性のからだの一生のうち、「2つ目のトンネル」
の時期にあたります。(1つ目は、思春期) 卵巣ホルモン
の状態が不規則になり、やがて閉経し数年して、からだ
が安定した時期を迎えるまでの期間をいいます。
個人差はあるが、一般には40歳代後半から50歳代
後半にかけての時期です。
(30歳代で「更年期かしら?」と思う症状が現れたときは要注意!)
○更年期のからだの症状
・月経の状態の変化
・血管運動神経症状(のぼせ、冷え、動機など)
・精神神経系症状(頭痛、めまい、耳鳴り、不眠、不安感、いらいら
感など)
・筋骨格系症状(肩こり、腰痛、筋肉痛など)
・その他(疲労感、腹痛、しびれ感、頻尿など)
○「更年期?」と感じたときに気をつけてほしいこと
◇まずは「更年期障害」と決めつけないこと。他の病気が隠れて
いる可能性もあります。(過労による自律神経系の異常かもしれない
→ 働き方の見直しへ)
◇男女とも一番無理をしやすい時期。
・無理をしてはいけないのに「若い人に負けたくない」。
・過密な仕事もこなせてしまうが、あとの消耗が激しい。
・「そろそろ身体を酷使するのをやめようよ」という
身体からのサイン。休むことやペースダウンすること
をためらわないこと。
(・・フンフン、そっか~!無理をしてはいけない時期なのに、何でもこなせて
つい無理をしてしまうのね・・!「更年期」って「ペースを落とす時期」でもある
ってことね! JALもANAも、4~50代の人でも若い人と同じスケジュールで
飛ばないといけないけど、外国のようにキャリアを積めば積むほど働きやすく
なるセニョリティ制度が、日本にも必要かもね・・)
(「健康で安全に働く職場づくりのための講座」より)
2007年10月